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(……ま、ジジイが何か言ったか…だろうな
最近話も聞いてなかったしな)

これくらいどうってことはない
しかし面倒な話だが仕方がない


「さっさと体罰とやらをしやがれ」
「焦るな、少し準備を要するのでな」

牢がきちんと閉まっていることを確認し、ヴォックスは軽装になった。
「…何、やってんだ」
体罰をするにも、軽装になる理由が分からない

「言っただろう、お前にとっても悪くない話だと」
防具のない体が寒く感じる。
それからヴォックスは俺の腹部に触れた。
「触んな」
冷たい手、正確に言えば防具を付けた間々のあの冷たさ

しゅるりと紐を解かれ、下部を晒された。
みっともない姿に、俺はカッと温度が上がった。
「な、何しやがる!」
「ほう…素晴らしい美脚だな…」
下着しかなく、いずれかはそれも…
「女だったら良かったものを」
「…意味分かんねぇ…さっさと返せ!」
肌寒い範囲が広がり、俺は唇を噛んだ。

「何を言うんだ、体罰と言っただろう」
横で縛られた下着の紐を解かれ、陰部が露になった。
「な!?」
「……体罰、だからな 痛いのは慣れているであろう?」
後ろに回られ、不安が募る。

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