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[相互記念]
黒焔様雨景色世馗様悠々閑々

[贈呈]
世馗様真裏の輪廻

[web企画]
幸福論 アレクセイ幸せWebアンソロジー様First * StarWhite Memory/2

[5000Hit]
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[一周年記念]
ウェルファイド様:ユリアレの甘々で『裏』|*残り物に欲がある/2/3
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二周年記念
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燐様:(ユーリ+フレン+レイヴン)×アレクセイ、愛はあるけど鬼畜目、嫌がるアレクセイを快楽で苛める 『裏』|*愛執染着/2/3
世馗様:レイアレでラブラブ 『裏』|*Straight/2/3
水城様:ユリ+フレン×アレクセイ、どっちの方がアレクセイを悦ばせられるか勝負 『裏』|*角砂糖は二つまで/2/3
匿名様:アレクセイ生存でパーティーメンバーから総受け|数十年越しのデザート/2/3

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「それじゃあ、気合いを入れて作らなきゃだね!」
カペルが今までにない顔をしていて、私は首を傾げたが隣に居たレイヴンも…
皆 私には見えないモノを睨みつけ、だが熱い何かを感じた。
私の分からない何かがあるのだろう、するとラピードが小さく吠えて作業を促した。


「お、イイ匂いして来たわよ」
レイヴンやシーフォ、カペルは抹茶クッキー
「こっちも出来たわ!」
モルディオとエステリーゼ様はチョコクッキーを作っていたようだ
「ケーキがメインなのじゃ!」
フルールは満足そうにし、ジュディス君は切り分けていた。
ローウェルはそれを個別に皿へと運んでいた。

そこまではパーティーという感じで私もやや嬉しく感じでいたが、
「……これは一体…」
私の前に広がるはケーキやクッキー以外にも多種類あるお菓子が
しかもそれぞれ名前の付いた名札があるのだ

「誰の愛を受け取るのかしら?」
「うちのを受け取らん訳にはいかんじゃろ」
「さ、さっさと…持ってって!」
「どうか、受け取って下さい」
女性陣に囲まれ、私は突然の出来事にやや動揺した。
こんな、二十歳にも満たない女性なんて
「おいおい、オレのも忘れんなよ?」
「ボクのも!忘れないでよね!」
「受け取って下さい、お願いします」
「ま、そういうことなのよ 大将♪」
男性陣にも囲まれ、ついには抜け出せなくなっていたところに

「ワンッ!」
鋭い隻眼が咎めるように吠えた。
「…ラピードめ」
ローウェルが小さく呟いたが、シーフォに苦笑されてその場はなんとかなった。

それぞれケーキやクッキー、私の好きな紅茶もいれてくれた。
「ありがとう、シュ……あ、その」
「…いえ、大丈夫ですよ」
驚いて声の主を見ると、レイヴンと思っていた者が シーフォだったとは
「…あはは、大将疲れてんのね」
「す、すまん 申し訳…ない」
色々な意味で恥ずかしく、きっと耳まで真っ赤だったと思う

しかし、何年ぶりかのケーキ
協力のおかげか一口食べる度に懐かしく、美味だ
間に抹茶にチョコのクッキーを挟み、私はこれほどにない満足感を味わっていた。

ああ、とても美味しい

周りで言い争う声がしつつも、その楽しさと環境に感謝していた。
そして私は紅茶を口に含み、そっと嚥下した。

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「ケーキを中心に、みんなでパーティーしましょ?」
クリティアの娘、ジュディス君が嬉しそうにレシピを並べてそう呼び掛けた。
それに同意し、皆エプロンを付けはじめた。

「材料はたんまりあるし、久々だし腕振るっちゃおうかね~」
レイヴン、と名乗るかつて私の部下だった彼はそう言った。
「ボクも頑張るよっ、そうだっ これにしない?」
カペルが取り出したのはクッキーのレシピ
シーフォがこんなのあったかと首を傾げていたが、モルディオに気にしないと言われてキッチンに向かって行った。

(ところで、なぜこのメンバーなのだろうか)
ケーキを作るメンバーに私が入るのは納得ではあるが
他はローウェルにフルール、それからジュディス君
これならばまだエステリーゼ様やシーフォらが居た方がとも思ったが、
それに気付いたローウェルが私に近寄り、耳打ちするような形を取った。

(オレ達の方は、比較的料理出来るメンバーなんだよ
特にフレンが破壊的な料理作るから、この方が安全ってこった
あっちにはおっさんやカロルがいるから心配いらねーってことだよ)
それに頷くかのようにラピードが私の足元でワフッと小さく吠えた。
割と計画的なメンバーに私は苦笑し、奥の方でフルールとジュディス君が笑っていた。


「ショートケーキ、ね…久々に食べるか?」
ローウェルが考え込むように腰に手を当てた。
「そうね、そう言われるとあまり食べないわ」
「皆凝った方ばかり行くからの~」
モンブランやチョコレートとか、と入りづらい会話に私は戸惑った。

「ところで、アレクセイはなぜケーキを食べたいと思ったのかしら?」
唐突なジュディスの言葉にアレクセイは即座に振り返った。
「む、……」
答えようとしたが、クッキー担当のメンバーも興味ありげにこちらを見ていた。
「…昔話になるだけだ、面白い話ではない」
私は小さく首を左右に振って無かったことにしようとしたが、皆は聞く気満々だった。

「気になりますっ」
「是非聞かせて下さい!」
目を輝かせてこちらを見る二人
雰囲気的にも話さねばならぬようだ

「私がまだ、騎士団に入りたての時 当時はケーキが流行していた
その甘さや手軽さに品切れを起こしたくらいだ
少々興味があったが、都合上食べられなかった…それだけのことだ」
そういやーとレイヴンは思い出すように考え込む
「俺がガキだった時もケーキが流行ってたわな、もしかしてその頃かもね」
恐らくはな、私はそう返した。

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