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ここはお前らの為のらぶらぶギルドじゃねぇんだよ!
…そう言いたくなるくらい見てて眩しかった。


「アレクセーイ、今日は何ぃ?」
背後から首を抱くようにし、彼の顔の横からレイヴンは顔を出した。
「シチューだ」
「お、美味そっ アレクセイも美味しそうだけどね」
「こらレイヴン、今言うな」
べし、と顔面を手の平で叩き ふんぎゃっ、とレイヴンは顔を押さえた。

向かいには二人がいちゃいちゃしていて
見るにも恥ずかしい、ってかもう帰れよ
…それぐらい言いたくなる程だ

「…さっさとシチュー食いてーんだけど」
「まぁ待て、あと数分待ちなさい」
へいへい、と ユーリは口をへの字にし、それを待つ

アレクセイが凛々の明星に入って約二年
レイヴンも追い出され、代わりに凛々の明星入りだ
別にそこまでは良かったのだが、
異常なまでいちゃいちゃするので目に毒だ

カロルは今テントで何かまとめてるっぽいし
少し離れたとこでジュディはバウルと会話している。

(ラピードは寝てるしな……)
で、この二人が視界に入るのはつまりオレだけ
(勝手に魔物狩り行ったら怒られるしな…)
やることのない自分に腹が立つ
でもコイツらの前だと尚腹が立つ

「大将っ、あーん…してくれる?」
「む、そうだな そろそろか」
アレクセイはシチューを一杯掬い、レイヴンに食べさせてやる
「んっ……お、温かくて、美味しいわ
あともう一杯、大将、お願いっ」
仕方ないな、と言ってもう一杯掬い、口に入れてやる

「んぅっ」
「!?」

コイツら、人前でキスしやがった…!!
つか、シチューを口移しって…
アレクセイは流石に焦っているようだけど、
レイヴン…いや、おっさん楽しんでるだろ…

「んぁっ!……れ、れいぶんっ!れいぶんのばかっ」
「もー…、大将ったら…可愛いなぁもうっ」

何コイツら
いちゃいちゃとか凄く腹立つ

「あらら、青年…食べないの?」
「もうしばらく経ったらな!」

とりあえずオレ、魔物狩りして気分晴らして来よう
あんなの普通に見せられる方がおかしい!
というより何よりも悔しい!…っていうか、悲しい…


「あれ、ユーリは?」
「あっちで何かしてるみたいよ」
「…彼らしくないわね」
「わ、私は知らんからなっ」

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