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つう、糸が引かれて冷たさを感じた。
それを私は甲で拭い、相手は唇を舐め取った。
「それじゃあ、また」
何事もなかったかのような、世間話をして帰って行くような素振りに混乱する。
これも今回で3度目、初めは驚いた。と同時に嫌でも好きでもないと考えている自分がいた。

どうしてあなたは、なんのためにこれを。拒否しても良かったのだ。
でも、私もそうしたいとなぜか思ったのだ。何かを埋め合わせたいかのような気持ちだった。


端正な顔立ちで、丞相とお話されている時は柔らかそうな表情をよくしている。
同じ出で立ちから昔話に花を咲かせることもあるのだろう
なぜ、私に関わってくるのか。嫌いとか苦手とかそう言いたいのではないが

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上から覗くあなたの瞳は赤かった。




「姜維」
振り返るとそこには徐庶殿が、にこやかに近寄って来た。
「こんにちは、徐庶殿」
軽く辞儀し、何か用があるのかと首を傾げた。
それに気付いた徐庶殿は苦笑した。
「すまない、急いでいたかな?」
「いいえ、この書簡も置きに行くだけですので」
「じゃあ、俺も着いて行っていいかな?」
はい、と頷いて目的地である倉庫へと二人で向かった。

しばらく歩いた所に倉庫はあった、戸を引いて中へと入る。

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