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頭を肩に預け、少し眠たそうにする彼をそっと撫でた。
心地好さそうな表情をし、戦の過酷さなど忘れてしまいそうだ。

ゆっくり時を刻み、争い事など無くなってしまえばと願う
…小難しい考えは、こういう時あまりしない方が良さそうだ

どこからか匂う甘い季節の風
涼しさを吹かせ、今を忘れる

隣を見れば、すっかり夢に浸かっていた。
流れるように視線を移せば、普段は見ないところにまで目が行く

「…ん……」

彼の長い睫毛が上がり、起床を知らせた
まだ眠たそうだが、その瞳は俺を捉える。

「…っあ……つい、寝てしまいましたっ」
慌てて俺から離れる彼に否定した。
「気にしないでくれ、戦がない証拠さ」
そう言いながら微笑んでこの場の雰囲気を和ませる。

実は彼と時間を過ごすのが好きだったりするのだ

「…姜維殿は馬みたいだな」
いきなりそう呟いてしまったが、今更撤回出来ず
彼は不思議そうに俺を見ていた。
「いや、あの、すまない、決して悪い意味じゃなくて…」
どう答えようかと考えていると、彼は首を横に振った。

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