忍者ブログ
New
(10/18)
(10/18)
(10/18)
Search
[ 491 ] [ 311 ] [ 310 ] [ 309 ] [ 308 ] [ 307 ] [ 306 ] [ 305 ] [ 304 ] [ 490 ] [ 300 ]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

数分後に渡って首を舐められたり、吸われたりする行為が続けられた。
「…はぁ……姜維殿、君は、本当にたまらないね…」
うっとりした表情の彼に私は絶句していた。
何のために、私にこんなことをしているのか
「じ、徐庶、殿……ちゃんと、説明して下さい…!」
牢にいること事態がよく分からないというのに、彼から妙なことをされるわで混乱しない方がおかしい
「…説明も何も、俺は君が好きなんだ もう誰にも渡さないよ」
「……え?…えぇっ!」

頭で整理をしようと思ったところで押し倒され、唇を奪われた。
逃げる術をなくした私は彼からの接吻を受け入れる他なかった。
舌はよく絡み、塞がれて逃げ場をなくす
身体を横にして避けようとするが彼も馬鹿ではない、あっさり押さえ込まれた。
それから再び強く抱きしめられ、私はもう訳が分からなかった。
「君は、いつも良い匂いがするね もう、それも俺の物だ……」
首に何度かまた口づけを落とされ、私は動揺した。

そうだ、と彼は何か思い出したように顔を上げた。
「少し待っていてくれ」
そう言って彼は牢から出てどこかへ行ってしまった。
結局なぜ此処にいるのか不明で、私は呆然とするしかなかった。

相変わらず拘束されており、いい加減鬱血してしまうのではないかと思った。
もう、状況がどうだとかというよりは彼が私を好きで閉じ込めている気がした。
恐らく私は酒で意識が飛んだところを彼に運ばれ、寝台ではなく牢に移動された…ということだろう
(いくら好き、とは言われても…これでは立派な監禁だ……)

靴の音が聞こえ、徐庶殿が戻って来たのを察した。
「お待たせ、酒でも飲もうか」
「えっ!?こんな所で飲んでも、酒は不味いだけですよ……」
そう言うと、彼は私を見据えながら近寄った。
「姜維殿がいれば美味しくなるよ」
瞬時に軽く口に接吻され、私は慄いた。

「……ど、どうしてこんなことを…」
「言っただろう?君が好きなんだ、監禁してしまうほどにね」
二つの盃に酒を注ぎながら彼は嬉しそうに言った。

痺れ出してきた手先を思い出し、私は横を向いた。
「一つ、お願いがあるのですが…縄を」
彼は私の手を見て、思い出したように立ち上がった。
「すまなかった、きつく縛ってしまっていたな」
そしてさりげなく甲にも接吻を落とされた。
縄は解かれたものの、力が入らないのでそのまま横になった。

拍手[0回]

PR
Comment
Name
Title
Font Color
Mail
URL
Comment
Password
<< Stain3  HOME   Stain >>

Copyright © Labyrinth All Rights Reserved.
Powered by Ninjya Blog 
忍者ブログ [PR]