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「それじゃあ、気合いを入れて作らなきゃだね!」
カペルが今までにない顔をしていて、私は首を傾げたが隣に居たレイヴンも…
皆 私には見えないモノを睨みつけ、だが熱い何かを感じた。
私の分からない何かがあるのだろう、するとラピードが小さく吠えて作業を促した。
「お、イイ匂いして来たわよ」
レイヴンやシーフォ、カペルは抹茶クッキー
「こっちも出来たわ!」
モルディオとエステリーゼ様はチョコクッキーを作っていたようだ
「ケーキがメインなのじゃ!」
フルールは満足そうにし、ジュディス君は切り分けていた。
ローウェルはそれを個別に皿へと運んでいた。
そこまではパーティーという感じで私もやや嬉しく感じでいたが、
「……これは一体…」
私の前に広がるはケーキやクッキー以外にも多種類あるお菓子が
しかもそれぞれ名前の付いた名札があるのだ
「誰の愛を受け取るのかしら?」
「うちのを受け取らん訳にはいかんじゃろ」
「さ、さっさと…持ってって!」
「どうか、受け取って下さい」
女性陣に囲まれ、私は突然の出来事にやや動揺した。
こんな、二十歳にも満たない女性なんて
「おいおい、オレのも忘れんなよ?」
「ボクのも!忘れないでよね!」
「受け取って下さい、お願いします」
「ま、そういうことなのよ 大将♪」
男性陣にも囲まれ、ついには抜け出せなくなっていたところに
「ワンッ!」
鋭い隻眼が咎めるように吠えた。
「…ラピードめ」
ローウェルが小さく呟いたが、シーフォに苦笑されてその場はなんとかなった。
それぞれケーキやクッキー、私の好きな紅茶もいれてくれた。
「ありがとう、シュ……あ、その」
「…いえ、大丈夫ですよ」
驚いて声の主を見ると、レイヴンと思っていた者が シーフォだったとは
「…あはは、大将疲れてんのね」
「す、すまん 申し訳…ない」
色々な意味で恥ずかしく、きっと耳まで真っ赤だったと思う
しかし、何年ぶりかのケーキ
協力のおかげか一口食べる度に懐かしく、美味だ
間に抹茶にチョコのクッキーを挟み、私はこれほどにない満足感を味わっていた。
ああ、とても美味しい
周りで言い争う声がしつつも、その楽しさと環境に感謝していた。
そして私は紅茶を口に含み、そっと嚥下した。
カペルが今までにない顔をしていて、私は首を傾げたが隣に居たレイヴンも…
皆 私には見えないモノを睨みつけ、だが熱い何かを感じた。
私の分からない何かがあるのだろう、するとラピードが小さく吠えて作業を促した。
「お、イイ匂いして来たわよ」
レイヴンやシーフォ、カペルは抹茶クッキー
「こっちも出来たわ!」
モルディオとエステリーゼ様はチョコクッキーを作っていたようだ
「ケーキがメインなのじゃ!」
フルールは満足そうにし、ジュディス君は切り分けていた。
ローウェルはそれを個別に皿へと運んでいた。
そこまではパーティーという感じで私もやや嬉しく感じでいたが、
「……これは一体…」
私の前に広がるはケーキやクッキー以外にも多種類あるお菓子が
しかもそれぞれ名前の付いた名札があるのだ
「誰の愛を受け取るのかしら?」
「うちのを受け取らん訳にはいかんじゃろ」
「さ、さっさと…持ってって!」
「どうか、受け取って下さい」
女性陣に囲まれ、私は突然の出来事にやや動揺した。
こんな、二十歳にも満たない女性なんて
「おいおい、オレのも忘れんなよ?」
「ボクのも!忘れないでよね!」
「受け取って下さい、お願いします」
「ま、そういうことなのよ 大将♪」
男性陣にも囲まれ、ついには抜け出せなくなっていたところに
「ワンッ!」
鋭い隻眼が咎めるように吠えた。
「…ラピードめ」
ローウェルが小さく呟いたが、シーフォに苦笑されてその場はなんとかなった。
それぞれケーキやクッキー、私の好きな紅茶もいれてくれた。
「ありがとう、シュ……あ、その」
「…いえ、大丈夫ですよ」
驚いて声の主を見ると、レイヴンと思っていた者が シーフォだったとは
「…あはは、大将疲れてんのね」
「す、すまん 申し訳…ない」
色々な意味で恥ずかしく、きっと耳まで真っ赤だったと思う
しかし、何年ぶりかのケーキ
協力のおかげか一口食べる度に懐かしく、美味だ
間に抹茶にチョコのクッキーを挟み、私はこれほどにない満足感を味わっていた。
ああ、とても美味しい
周りで言い争う声がしつつも、その楽しさと環境に感謝していた。
そして私は紅茶を口に含み、そっと嚥下した。
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