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突然、ぎゅっと後ろから抱きしめられた。
「ど、どうしたの?」
急な出来事にレイアは即座にそう尋ねた。
しかし私を抱きしめて来た人物、アルヴィンは何も答えない

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急に現れたと思ったら突然抱きしめて来た。
ミラ様にも抱きしめられたことがないというのに…!

最初は当然慌てた、というか慌てた。
「何なんだ!急に、お前っ」
大の大人に、しかも特別仲良くしていたわけでもない
「いいから、しばらく黙っててくれ…頼む」
聞いたことないぐらいに低く、耳元でお願いされた。

何分経っただろうか、覚えているはずはないが

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たまにふらっと気分的に行きたくなる。
限定はない、ただ、自分のペースで

此処はニ・アケリア、マクスウェル信仰の強い場所だ
草原に座って、たまに近寄ってくる鳩にパンの耳でもあげたりとか

「何をしている」
視線をやれば、銀髪に褐色肌でありマクスウェルの巫子であるイバルが立っていた。

「何って…何だと思う?」
理解出来ない質問返しに彼は厳しい顔をした。
だが、やや落ち着いた性格になった彼は俺の隣に座った。
「知らん、だが ニ・アケリアに何度も訪れているようだな」
「よく知ってるねえ、巫子殿」
起き上がり、彼に向けて惜しみ無く微笑んだ。
「何となく好きなんだよ、この雰囲気がな」
そう言われた彼は納得して得意げな表情を見せた。

「そういえばお前」
心地好い風に気を良くしつつ、呼ばれて再び顔を向ける。
「お前じゃなくて…アルヴィン、な」
ニカッと笑えばさすがに苦い表情をされた。
ああ、彼は素直に一直線で面白い
「なな、な、名前を、呼べと!?馬鹿にするな、お前はっ お前で良いのだ!」
あまりの可愛さに俺はつい彼の頭を撫でた。
「な、何をするっ」
「気にすんなよ」

立ち上がり、軽く衣服を払って荷物をまとめた。
「も、もう行ってしまうのか?」
「そうだよ、……何かあるわけ?」
ちょっと怪しげな笑みで見てやれば彼はハッとなる。
「何もあるものか!さっさと出て行ってしまえっ」
やや顔を赤らめながら言う彼が純でたまらないのだ

「それじゃ、巫子殿」
スッと彼の目の前に行き、額にキスをそっと落とした。
そうして振り返らず、そのままニ・アケリアを後にした。

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