悟空＋ナタ

強さの真髄とは何なのだろう
それを完璧に知る者はおらず
きっと曖昧な形で浮かぶもの
強者と戦うのは一つの学び舎
それぞれ異なる強さが楽しい


「…確かにな、策は大事だろうさ」
肉まんを頬張りながら猿男はそう言った。
向かい合って同じように肉まんを食している機械男も唸った。
「だけど妖術を使っちまえば策なんざいらずに相手を圧倒出来るぜ？」
「悟空はそれでいいけど、ボクそんなのないし…改造したらいい話でしょ？」
「あのな、俺は別に改造する気はないぜ？」

結局堂々巡りする強さ論争、だが眼前ばかりにしか目が行っていない
「…そりゃボクは強いさ？だけど人間は脆いのに強いよね」
「間違ってねえけどさらっとすごいこと言いやがった
ん～…正直人間一人は弱いから集団になるんじゃねぇか？」
「団結力…みたいな？個々だと脆いのにね」
「二回言わなくていいんだぜ」

郭晃

私は美人や酒は好きだけれど、男性を好きになったのは初めてかもしれない
そう思ってからは、何かに取り付かれたかのように意識が徐々にそちらへ向いてしまう
これでは軍師として集中力を欠く問題となってしまう
しかし夢中にならない自分ではないし、好きなものを放っておくなど到底出来ない

庭の隅で景色を眺めては、溜息が出てしまう
今は特に大きな争いはないものの、私は軍師であの方は戦場に赴く武将

そう考えているだけで既に自分の

Madness4

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