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堕ちる






堕ちる






縋れない


何もない


無すら皆無








「無駄、か……」


空が眩しくて

潰してやりたかった

太陽も

私の邪魔ばかりする








「消えてしまえ、全部…全部…!!!」








末。




「結果がこれか……」

瞬き一つ






「そうだ…次会った時は謝らせてくれ――――」

(会う事すら、拒否をするかもしれないが)








「私は眠い、しばらく寝かせてくれ」




その目覚めは、永遠に来ないと知りつつ




「それじゃあ、元気にやってくれ」








消滅を感じた。

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「アレクセイ」

声がし、振り返ると接吻を求められた。
不思議と嫌ではなく、私は受け入れた。

ねっとりとした、どちらかのか分からない唾液が纏わり付く
それがまた舌を絡ませる欲心となり、深くなる。


(嗚呼、気持ち良い――――)


相手と自分だけが繋がる温度
ただそれだけなのに


(繋がりがあることが嬉しいのかもしれない)


一度離したが、再び求められる。
どちらとも分からない、熱いものを共有する。

水音を響かせ、そんな行為に夢中になる。
きっと、私は繋がりたいんだと





裏系10題 3.絡み合う舌 天使祝詞様

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「これは…?」
視界が、闇にある。

「分かるだろう、目隠しをしたのだ」
相変わらず私は彼の腕の中だ

「……目隠し」
視覚が失われた世界

より敏感に、一つを除いた五感がはっきりする。



「お前が私だけを」
いっそう近付く

「私だけを見て」
唇がそばで動く

「私を探す探知器のように」
身体が、敏感に

「私を求めろ」
指が、絡まれた



「そのための目隠しだ」
変わらないトーンで私に告げた。

「デュークは…私が欲しいのか?」
静かに、はっきりと尋ねた。

「無論だ、お前以外は最早屑だ」
そんな大層な



「嘘はない」
私の心中を察したのか、デュークはそう言った。
そしてゆっくり、私の顎に手が添えられたのだった。





裏系10題 2.目隠し 天使祝詞様

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