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まだ仕事も終わっていない、明日やるべきこともあるというのに一体どういうことなのか
舌打ちをしつつ、今あるべき状況…医師だというのに自身の体調を疑った。

暗い部屋で一つの明かりのみに限定
月の光も加わり、部屋はある程度灯っている。

そんな中、自らの性器はもう一目で分かるくらい山になっている。
盛られたか、直接身体に影響するとなると、それ以外は考えられない
顔も分からないが社員の誰かがやったに違いない、相手の思い通りにはなってやらない
何をするか知ったこっちゃないが、俺の何かを狙っているはず

だからといって仕事に集中出来るほど機械人間になったわけでもなく
むしろ鬱陶しいくらいに性欲はこんこんと湧き出ている。

となるとユリウスか、とも思ったがあいつはそんなことしないと行き着く
もしそうだったらぶっ飛ばしてやりたかったが、経験上あいつじゃない
だとすれば社長であるビズリーか、とも思ったがそんな暇ないだろう
というよりは三日程見ていない、社長ではなさそうだ

じゃあ一体、誰が 俺に殺される度胸のある奴……
俺にこんな小細工をしたんだ、死ぬ覚悟だってあるだろう
しかし悩んでも思い付くはずがない、溜息しか出なかった。

「チッ……収まるどころか、求めてやがるっ…」

形作ってしまう男の性器は不便だ、と思う
女は隠し通せるが男はそうじゃない

どう収めようか、悩んでいると扉にノック音が響く
室長はいらっしゃいますか、と声がする。
拒否をする必要もないが、だからといって招きたくもない
手短にしろと伝えてから部下が入室してくる、よく見ればあの雑用だった。

「…例の書類、です…っ」
カートを引きながらも重そうにそいつは入って来た。
それからまた書類を別のデスクへと移動させていた。
ヤツの仕事は一応それで終わりなのだろう
しばらく繰り返される行為に再びこの抑え切れない性欲に悩む

どうやらそいつは終わったらしく、先に失礼しますと礼したが
俺はたまらぬ性欲に身を委ねてしまった結果、そいつに一言

「…最後に、一つ室長として命令がある…」

そう言って、気づきながらも開いてはならない扉を開いてしまった。
既に足元は深い欲の沼へと呑まれ引きずり込まれていた。

それを知らないヤツはやや隈の出来た 純粋な瞳で俺を見ていた。

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