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カ「お菓子くれなきゃ」
リ「イタズラするわよ」
ユ「お、もうそんな時期か あぁでもお前らにやる菓子はねぇな」
カ「ユーリ、分かるよね?」
ユ「あ?先生、縛って何を…」
リ「イタズラに決まってんでしょ!」
カ「くすぐってあげるんだからね!」
ユ「お、ああ…あはははは、ちょやめっ、あはは!」

エ「そんなこんなでハロウィンですね」
レ「お嬢ちゃん 前の三人、さりげなく省いたね?」
エ「気のせいですよレイヴン♪」
ア「とりっくおあ、とりーと…」
デ「いたずら、か…されに来たのだろう…?」
ア「今回は負けん、本気で政権かますからな」
エ「それ、イタズラの域じゃないです…」

ヨ「トリックオアトリート、ですね」
ジ「あら、私に言っているの?困ったわね…」
ヨ「なぜです?」
ジ「私、ハロウィンでお菓子じゃなくて魔導器貰ってたから…ま、どれもお洒落向けだったけれど」
ヨ「つまりは貴方に言ってもお菓子は貰えないんですね?」
ジ「ええ、ごめんなさいね」
ア「魔導器と聞いて(カッ)」
ジ「あら、あげなかったらイタズラされちゃうのかしら?」

デ「アレクセイがあれなら仕方あるまい、今月は抑えなければな」
エ「よく喋りますね」
デ「一行喋っただけだぞ」
ユ「おーい、何か着たりしねぇのか?」
エ「あ、ユーリ それは包帯男みたいなものです?」
ユ「まぁな、ちょっとここがアレクセイの前じゃ抑えられるか…」
デ「……下ネタか」
エ「殺されたいんです?(にっこり)」
ユ「ややや、冗談冗談(汗)」

ア「これは…随分と……」
カ「何やってんの?」
ア「彼女に魔導器を貰ったのだよ!」
ジ「ふふ、アレクセイの喜ぶ姿見られて私は有頂天よ」
カ「良いなぁ……ボクにとってはアレクセイの喜ぶ顔がお菓子なのに」
ジ「うさみみがぴょんってなった時には私がうずうずして来ちゃったわ…!」
カ「…ジュディスには渡さないよ!」
ジ「ふふ、カロルにも気をつけなきゃいけないみたいね」

ア(あの二人は何をしているのだろうか…)
デ「アレクセイ、魔導器だ」
ア「はっ!私にくれないとイタズラ(政権)してしまうぞっ!」
デ(ああ、耳が…耳がぴょんって…ぴょんって…!!)

パ「うちの出番なしかの…」
ラ「…わうぅ…(ほとんどない)」

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ユ「…お?ありゃ……満月じゃねぇか?」
ジ「あら、もうそんな時期?」
カ「え、満月!?見せて見せて!!」
ユ「ここに乗れよ、あ、ちゃんと捕まらねーと落ちるぞ」
カ「当然ユーリが支えてくれるんだよね?」
ユ「はいはい、支えてやっから…ほら、見てみろ」
カ「おー!真ん丸だ!!綺麗な色してるね!」
ラ「わうわうっ」
ジ「ラピード、ここからなら見えるわ」
ラ「わう!わお~ん!」
ユ「逆現象でラピードが人間になったりしてな」
ジ「それもまた面白いわね」


レ「ありゃ、大将 あれ見て下さいよ」
ア「…ふむ、満月か 久しく月など見たものだ」
デ「月…、兎、だな…」
ヨ「丁度良いですね、アレクセイ
兎の格好、お似合いですよ」
ア「40代の兎姿見て誰が喜ぶんですか…」
レ「大将ったら、自分の可愛さに気付いてないの!?」
デ「あの天才魔導士の少女ですら盗撮する程だ」
ア「と、盗撮!?」
リ「ちょっとあの無愛想男!なにバラしてんのよ!」
ア「否定しない辺りもうおかしいな」
ヨ「うさみみクセイ…売れますよ…」
レ「あー尻尾に苦戦する大将の尻可愛い…」
ア「おまえらああああああ!!!(顔真っ赤)」


エ「アレクセイ、お顔が真っ赤ですがどうしたんです?」
ア「は、はいぃ?あ、いえ……色々、ありまして…」
エ「今日は満月です!お酒は用意出来なかったんですけど、杯のお酒に映る月は綺麗ですよ~」
ア「そんな話を聞いたことがありますね
杯だけではなく水面も、ですよね」
エ「ええ、あ!良かったらこれ、食べます?つ、月見団子…?っていうらしいです」
ア「宜しいのですか?なら、お一つ頂戴します」


ユ「おろ、ありゃオレのアレクセイとエステルじゃねぇか」
ラ「わうっ!(ユーリのじゃない)」
ユ「言うようになったなぁ?」
ラ「わうわうん!(出番なかったからな)」
ユ「……なんかわりぃ」
ラ「……(しょぼーん)」

ジ「はぁ…美味しかった」
カ「なんかとんでもない臭いするけど…
もしかしてお酒飲んだ?」
ジ「ええ、だって月といったら私 私といったら月でしょ?」
カ「それ理由になってないよ~…」


ア「今日は平和だな…、月も楽しめました」
エ「油断、するんです…?(ニヤ)」
ア「!?」

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カ「暑い暑い暑いあつーい!!!!」
リ「あぁーもう!騒がないでようっさいな!」
カ「リタこそうるさいじゃん!!」
リ「あんたが騒ぐからでしょー!?」
ア「君達…気持ちは分かるが落ち着け
熱が上がって更に暑くなるだけだぞ」
リ「あんたがそう言うなら…黙ってやらないことも…、ないわよ」
カ「……色々言いたいけど良いや…」

パ「全く、情けないのじゃ!ほれ、ユーリはうちに扇ぐのじゃ」
ユ「パティからのオレの扱い酷くなってねぇか?」
パ「そんなことないのじゃ~♪ささ、フレンもさっさと吹くのじゃ」
フ「任せて、…これは…こうやるんだよね」

~♪~~♪~~♪~♪

ユ「笛、か?なんだよ、上手いな」
フ「…最初は全然吹けなかったんだよ」
ア「ふむ、祭か…賑わっているな 着てきた甲斐があったな」
エ「はあぁ、アレクセイの浴衣姿…!!ちらりと揺れる尻尾で足のチラリズム!」
ユ「…とりあえずエステル ティッシュ箱、三箱用意しといたぜ」
レ「あ~あ、ちょいと酷い鼻血の量だわ」

カ「へぇ~…面白いのがたくさんあるね」
リ「金魚すくいでもしてみたら?」
カ「うん、やってみる!」

レ「ところで、ジュディスちゃんや殿下、デュークはどうしたんだろね」
ユ「水族館でイルカショーだってよ
人混みとか勘弁、ってデュークが言ってたぜ」
レ「へぇ、ところでイルカショーって何?魔物?始祖の隷長?」
ユ「………オレは何も言わねぇ…」

ア「ふむ、祭とは良いものなのですね」
エ「アレクセイは、祭に行ったことないんです?」
ア「はい、私がまだ姫様と同じくらいの時にちらほらと祭と遭遇したことはありますが、私はそれどころじゃなかったので…」
エ「そうなのですか…でも、今楽しめば良いんです!どうですか?先程買ったらくがきせんべい」
ア「美味しいのだが、食べるたびにばっこんばっこんして砂糖が落ちるのだが」
エ「両手で食べた方が良いですよ、あとばっこんばっこんって言わないで下さい」
ユ「おいエステル、りんご飴買って来たぜ」
エ「あ、ありがとうございます!すっかり忘れていました!」
ユ「……泣いて良いか」

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