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グリイエ→イエザエ→最終的には3Pになります。



「お前は性格が悪ィな」
いつの間にか部屋に居たグリムジョーがそう言った。

「君に言われたくないよ」
ザエルアポロは実験を楽しんでいた。


「兄弟なんだろ?」
イールフォルト、のことか

「…まだあのカスのことを掘り起こす気かい」
ザエルアポロは目の端でグリムジョーを睨みつけた。


「グリムジョーはあのカスのことが好きなのか?」
「あァ!?馬鹿かテメェは!」

二人で口論していると騒がしかったのか、イールフォルトが部屋にやって来た。

「煩いな…せっかく寝てたのに…」
「おまッ、全裸で来んな!」
グリムジョーは顔を真っ赤にした。

「全裸で当然でしょ、治療最中なんだからね」
ザエルアポロはそう言いながら実験をしていた。

「隣まで騒がしい声聞こえるんだから静かにして欲しいな、グリムジョー」
(俺が全部悪いみたいじゃねぇか…!)
苛々を募らせるグリムジョー


「ところで隣の部屋は行っても平気か?」
グリムジョーは隣の部屋を覗き込む。

「兄貴がイイって言うんならイイんじゃない」
それよりもザエルアポロは実験に夢中だった。

「まさかグリムジョー、俺の裸体に興味あったのか?」
「ねぇよ!!」

イールフォルトの顔はわざとらしく問いたげだった。
「だってさっき顔赤くしてたし、俺の部屋に来るみたいだし…」
「うるせぇ!さっさと来い!」
照れながらさっさと行ってしまうグリムジョー。

「兄貴、早く行きなよ」
ザエルアポロは嫌そうな顔してそう言った。
「分かってるよ」
イールフォルトは苦笑しながら逃げるように部屋へと向かった。


隣の部屋に戻ると、グリムジョーが胡座をかいて座っていた。

イールフォルトは体を治療するために指定された治療場へと向かって寝る姿勢をとった。

「あ、あっち側向けよ!」
「分かってるよ」

イールフォルトは素直にあちら側を向いた。

「…俺を嘲笑いに来たのか?」
イールフォルトの声が壁に返り、グリムジョーに伝わる。

そのせいか小声に、更に悲しげに聞こえた。

「いや、テメェの弟程性格悪かねーよ」
「フフ…言ってくれるね」

イールフォルトは縮こまった。
それがなんだかさらに寂しさを増した。

「…俺はお前に謝らなきゃならねぇ、わりぃな…」

グリムジョーは謝らなきゃいけない気がした。それだけに謝りに来たのだ。
ただ、それは一言で単純な謝り方ではあったが

「何で謝るんだい?」
「…知らねぇよ…」

沈黙が降り注ぐ。

グリムジョーはイールフォルトが寝ているベットへと座った。
ぎし... 静かな部屋にそう響いた。

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「何だ…」
壁に迫られたウルキオラはつまらない、という顔





「嫌いだ」





グリムジョーはそう言って離れて行ってしまった。



「な……っ」
グリムジョーを追うように見た時にはもう居なかった。




(急に…何なんだ…?)





俺は何か悪いことをしたのか?



そんなのあいつにしか分からない



(…何か理由があって言ったんだろう…)
ウルキオラはずっと悩んでいた。






しかし、それは考えても心辺りがない。
いつも通りだったはずだ





「グリムジョー」
たまたま見かけたグリムジョーの服を引っ張った。


「俺はお前に何かしたか?」
真剣な顔で尋ねるウルキオラ





昨日まで体を重ねていて...
これでもグリムジョーを愛している。





不満げに尋ねるウルキオラを見てグリムジョーは笑い出した。



「アッハハハハハ!!」



ウルキオラはなぜだ、と言いたげな顔



「馬鹿かテメェは」




グリムジョーは無理矢理に唇を重ねた。


「……ッ!?」









それから耳元で呟いた。



『今日が何の日か知ってるか?


エイプリルフールだぜ……』




そう言ってグリムジョーはニヤリと笑って行ってしまった。












呆然としていたウルキオラ


















『エイプリルフールとは何だ…?』

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