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2010年 ○ッキー
ユ「11月11日…は、何の日だか分かる人!」
レ「はいはーい!○ッキーの日!」
カ「○リッツも忘れないでね」
フ「それを言うと面倒だよ、カロル」
ア「…で、何なのだ?」
ユ「○ッキーの日だぜ?やることはもう分かってんだろ」
ア「? 何をするのだ?」
レ「大将、それを言わせるの?11月11日って言ったら棒が四つ
つまり大将が俺達の四つの棒を奉仕す…」
フ「その先言ったら例えレイヴンさんでも殺しますよ」
カ「………でね、アレクセイも新たに入ったことだし
ちょっとした○ッキーのパーティーでもしようかと思って」
ア「うむ、何をしたら良い?」
ユ「○ッキー食えば良いだけだ」
ア「分かった」
ユ「……ま、待て!…そのチョコを溶けるまで舐めてくれ」
ア「ん?…分かった」
レ「…青年、上手いわ」
フ「アレクセイさん、溶けたそれを吸ってみて下さい」
ア「んむっ、分かった…」
カ「ねぇ、この調子じゃチョコが溶けて丸裸になっちゃうよ?」
レ「それが狙いなのよ、少年♪」
ア「…チョコが無くなってしまったぞ?
…って、あれ、ローウェルにシーフォ、レイヴンはどこ行った?」
カ「……トイレ…それとアレクセイって、○ッキー食べたことないの?」
ア「ああ、ないぞ 下町の方々はこのようなものをこうやって食べるのだな」
カ「…いや、…当たりとか外れはないけど
食べ方、間違ってると思う…」
カ(アレクセイの食べ方が面白いって聞いたから期待してたのに…)
ア「……それにしても遅いな、見に行った方が良いだろうか」
カ「行かない方が良いよ、良いことないし」
リ「ちょっと!まだトイレ埋まってんの!?早く出なさいよ!」
ジ「早く出ないと溢れ出ちゃうわ」
リ「あんた喋らないで、卑猥だから」
ジ「酷い物言いね」
カ「ちょっと見てくる」
ア「分かった」
カ「トイレ待ち?」
リ「そうよ、さっき来たけどまだ入ってるわ」
ジ「何やってるのかしらね?」
カ「…興味ないや…、それよりも…」
ア「待っ、やめっ!ふあぁッ!」
カ「どうし…」
レ「大将、どうしました!?」
ユ「オレのアレクセイ!大丈夫か!?」
フ「いや、僕のだ!大丈夫ですかアレクセイさん!」
リ「出て来たわね…でも、なんか臭うわ」
ジ「……漏れちゃうわよ?」
リ「…他当たるわ……」
ア「姫様、や、やめっ、あははっ」
フ「エ、エステリーゼ、様…?」
エ「ちょっとくすぐってみたんです♪」
ア「や、はあぁ、腹、痛ァ!姫さっ、ふぁッ!」
レ「やばっ…俺様、もう…」
ユ「オレ、もう一回行ってくる!」
エ「あれ、行ってしまいました…」
ア「はーっ…はーっ……腹痛…」
カ「もう○ッキー関係ないじゃん…」
ユ「11月11日…は、何の日だか分かる人!」
レ「はいはーい!○ッキーの日!」
カ「○リッツも忘れないでね」
フ「それを言うと面倒だよ、カロル」
ア「…で、何なのだ?」
ユ「○ッキーの日だぜ?やることはもう分かってんだろ」
ア「? 何をするのだ?」
レ「大将、それを言わせるの?11月11日って言ったら棒が四つ
つまり大将が俺達の四つの棒を奉仕す…」
フ「その先言ったら例えレイヴンさんでも殺しますよ」
カ「………でね、アレクセイも新たに入ったことだし
ちょっとした○ッキーのパーティーでもしようかと思って」
ア「うむ、何をしたら良い?」
ユ「○ッキー食えば良いだけだ」
ア「分かった」
ユ「……ま、待て!…そのチョコを溶けるまで舐めてくれ」
ア「ん?…分かった」
レ「…青年、上手いわ」
フ「アレクセイさん、溶けたそれを吸ってみて下さい」
ア「んむっ、分かった…」
カ「ねぇ、この調子じゃチョコが溶けて丸裸になっちゃうよ?」
レ「それが狙いなのよ、少年♪」
ア「…チョコが無くなってしまったぞ?
…って、あれ、ローウェルにシーフォ、レイヴンはどこ行った?」
カ「……トイレ…それとアレクセイって、○ッキー食べたことないの?」
ア「ああ、ないぞ 下町の方々はこのようなものをこうやって食べるのだな」
カ「…いや、…当たりとか外れはないけど
食べ方、間違ってると思う…」
カ(アレクセイの食べ方が面白いって聞いたから期待してたのに…)
ア「……それにしても遅いな、見に行った方が良いだろうか」
カ「行かない方が良いよ、良いことないし」
リ「ちょっと!まだトイレ埋まってんの!?早く出なさいよ!」
ジ「早く出ないと溢れ出ちゃうわ」
リ「あんた喋らないで、卑猥だから」
ジ「酷い物言いね」
カ「ちょっと見てくる」
ア「分かった」
カ「トイレ待ち?」
リ「そうよ、さっき来たけどまだ入ってるわ」
ジ「何やってるのかしらね?」
カ「…興味ないや…、それよりも…」
ア「待っ、やめっ!ふあぁッ!」
カ「どうし…」
レ「大将、どうしました!?」
ユ「オレのアレクセイ!大丈夫か!?」
フ「いや、僕のだ!大丈夫ですかアレクセイさん!」
リ「出て来たわね…でも、なんか臭うわ」
ジ「……漏れちゃうわよ?」
リ「…他当たるわ……」
ア「姫様、や、やめっ、あははっ」
フ「エ、エステリーゼ、様…?」
エ「ちょっとくすぐってみたんです♪」
ア「や、はあぁ、腹、痛ァ!姫さっ、ふぁッ!」
レ「やばっ…俺様、もう…」
ユ「オレ、もう一回行ってくる!」
エ「あれ、行ってしまいました…」
ア「はーっ…はーっ……腹痛…」
カ「もう○ッキー関係ないじゃん…」
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一人、勇敢な貴族の男の子がおりました。
その男の子は綺麗な白い羽のような髪を持ち、
炎のように燃える赤い目が特徴的でした。
父親は彼を甘やかさず、時に厳しく、優しく彼を育てました。
そして母親は彼を包容しつつ、立派な大人へと成長させました。
やがて時は経ち、両親共に亡くなってしまいました。
それに負けず、父親が居た騎士団へと所属しました。
それから彼は必死に修行し、勉学に励みました。
国を正すべくは土台から
そこを立て直す為に彼は睡眠も惜しみました。
ある日、御前試合に推薦され、彼は頷きました。
とても優秀だった彼は、苦難を乗り越え優勝を果たしました。
それから彼は実力を認められ、騎士団長の位置に立つこととなりました。
その名にふさわしく、彼は懸命に動きました。
誰もが笑って平和に暮らせる世界にする。
ただそれだけに夢を見て彼は動き回りました。
平民と貴族の差を無くし、平民を招き入れました。
彼に強く憧れ、隊長までに上り詰めた者も居ました。
しかし、それはこの忌まわしき戦争によって崩壊されたのです。
広がる野原は焼けていて、景色は血のようで
死骸は無残で、姿形すら居ない者も居ました。
彼を慕って、尊敬していた人物は居なくなりました。
彼だけが一人だけの、本当の生存者だったのです。
彼は迷いました。
戦争は終わりました。
しかし、彼が知る者は誰も居なかったのです。
やがて、彼は決断しました。
心を施すと、彼を尊敬する二人の戦士は絶望したのです。
口々に問われ、縋れ、頼まれました。
彼は迷ってしまったのです。
がんじがらめになり、前も後も右も左も分からなくなってしまったのです。
最終的に彼は壊れてしまいました。
後戻りはもう出来なくなっていたのです。
利用するだけ利用し、後は見捨てました。
人の死を何とも思わなくなり、笑うだけ
その舞台の役者は全て上から糸が引かれていたのです。
平民も貴族も魔物も世界も
彼の狂った野望は世界を立て直すことだったのです。
そう、全て無くして終えば良かったのだと
彼に立ち向かう者達が居ました。
そんな勝手な考えはいけない、そう伝えるために
ただその中に一人、かつての部下が居たのです。
姿形も全く見たことがあるというのに、
彼が命令していた人間ではなくなっていました。
長い戦の末、彼は敗れました。
悔しそうに笑い、悲しそうに微笑みました。
そして彼は一筋の雫を頬に流しました。
彼の部下は驚き、唖然としました。
誰の前でも彼は泣きませんでした。
その男が今、泣いているのです。
世界を最も愛し、世界を陥れた男が
彼の部下が叫んだ時には遅かったのです。
自ら作り上げた兵器の下敷きになり、彼は消えました。
彼は後に大罪人として名が広がりました。
しかし、また彼を称賛する者は後を絶たなかったこともありました。
まだまだ、彼の名誉は長く続くに違いないのです。
それは一人の男によって語られる真実の出来事なのだから
その男の子は綺麗な白い羽のような髪を持ち、
炎のように燃える赤い目が特徴的でした。
父親は彼を甘やかさず、時に厳しく、優しく彼を育てました。
そして母親は彼を包容しつつ、立派な大人へと成長させました。
やがて時は経ち、両親共に亡くなってしまいました。
それに負けず、父親が居た騎士団へと所属しました。
それから彼は必死に修行し、勉学に励みました。
国を正すべくは土台から
そこを立て直す為に彼は睡眠も惜しみました。
ある日、御前試合に推薦され、彼は頷きました。
とても優秀だった彼は、苦難を乗り越え優勝を果たしました。
それから彼は実力を認められ、騎士団長の位置に立つこととなりました。
その名にふさわしく、彼は懸命に動きました。
誰もが笑って平和に暮らせる世界にする。
ただそれだけに夢を見て彼は動き回りました。
平民と貴族の差を無くし、平民を招き入れました。
彼に強く憧れ、隊長までに上り詰めた者も居ました。
しかし、それはこの忌まわしき戦争によって崩壊されたのです。
広がる野原は焼けていて、景色は血のようで
死骸は無残で、姿形すら居ない者も居ました。
彼を慕って、尊敬していた人物は居なくなりました。
彼だけが一人だけの、本当の生存者だったのです。
彼は迷いました。
戦争は終わりました。
しかし、彼が知る者は誰も居なかったのです。
やがて、彼は決断しました。
心を施すと、彼を尊敬する二人の戦士は絶望したのです。
口々に問われ、縋れ、頼まれました。
彼は迷ってしまったのです。
がんじがらめになり、前も後も右も左も分からなくなってしまったのです。
最終的に彼は壊れてしまいました。
後戻りはもう出来なくなっていたのです。
利用するだけ利用し、後は見捨てました。
人の死を何とも思わなくなり、笑うだけ
その舞台の役者は全て上から糸が引かれていたのです。
平民も貴族も魔物も世界も
彼の狂った野望は世界を立て直すことだったのです。
そう、全て無くして終えば良かったのだと
彼に立ち向かう者達が居ました。
そんな勝手な考えはいけない、そう伝えるために
ただその中に一人、かつての部下が居たのです。
姿形も全く見たことがあるというのに、
彼が命令していた人間ではなくなっていました。
長い戦の末、彼は敗れました。
悔しそうに笑い、悲しそうに微笑みました。
そして彼は一筋の雫を頬に流しました。
彼の部下は驚き、唖然としました。
誰の前でも彼は泣きませんでした。
その男が今、泣いているのです。
世界を最も愛し、世界を陥れた男が
彼の部下が叫んだ時には遅かったのです。
自ら作り上げた兵器の下敷きになり、彼は消えました。
彼は後に大罪人として名が広がりました。
しかし、また彼を称賛する者は後を絶たなかったこともありました。
まだまだ、彼の名誉は長く続くに違いないのです。
それは一人の男によって語られる真実の出来事なのだから
レイヴンがシュヴァーンだった事を明かしたその夜
ユーリ一行はとりあえずカプワ・ノールの宿で体を休めていた。
カロルやリタは様々な事がありすぎて、すぐに寝入ってしまった。
特にリタはエステルの事が心配そうで、強がってはいるが我慢していたようだ。
ジュディスも珍しく疲れたような顔をして寝ていた。
ユーリは溜息をつき、宿から外へ出た。
「何やってんだ、おっさん」
夜ということもあってか、人通りも少なく、暗い街角が多い
散歩がてらレイヴンを捜していると、彼は海を眺めていた。
中々分かりにくい場所に居るもんだ、と思いながらも彼の隣に立った。
「よく分かったわな」
落ち着いた低音が隣からする。
「散歩しててたまたまおっさんを見掛けただけだよ」
そう言うとホントは心配してたんでしょ~、と言いながら笑っていた。
「レイヴン…」
珍しく名前で呼ばれたかと思うと、彼に抱き着かれていた。
「ちょ、ちょっ、青年?」
背が壁に当たったのが分かった。
「…………」
腕の力を強めるだけで彼は何も言わない。
「ど、どうし…青年っ、苦し…!」
彼の背中を叩くと、ユーリは気がついたように離れた。
しかし、二人はまだ近かった。
「青年…どうしちゃったのよ?」
「レイヴン…どこか行きそうだったから…だ」
からかう気になれず、レイヴンは再び軽く抱きしめ返した。
「おっさんはもうどこにも行かんよ…
この命は君らにあるし、何よりみんな好きなんだよね…」
「……………」
抱きしめる力は互いに強かったが、段々ユーリの腕の力が弱まる。
というより、徐々に体が下に落ちて来ている事に気付き、レイヴンは慌てた。
「せ、青ね「…………」
(寝ちゃったのね……)
やれやれ、と思いながらもレイヴンはユーリを抱えた。
(ユーリも、おっさんの為にありがとうね)
ユーリ一行はとりあえずカプワ・ノールの宿で体を休めていた。
カロルやリタは様々な事がありすぎて、すぐに寝入ってしまった。
特にリタはエステルの事が心配そうで、強がってはいるが我慢していたようだ。
ジュディスも珍しく疲れたような顔をして寝ていた。
ユーリは溜息をつき、宿から外へ出た。
「何やってんだ、おっさん」
夜ということもあってか、人通りも少なく、暗い街角が多い
散歩がてらレイヴンを捜していると、彼は海を眺めていた。
中々分かりにくい場所に居るもんだ、と思いながらも彼の隣に立った。
「よく分かったわな」
落ち着いた低音が隣からする。
「散歩しててたまたまおっさんを見掛けただけだよ」
そう言うとホントは心配してたんでしょ~、と言いながら笑っていた。
「レイヴン…」
珍しく名前で呼ばれたかと思うと、彼に抱き着かれていた。
「ちょ、ちょっ、青年?」
背が壁に当たったのが分かった。
「…………」
腕の力を強めるだけで彼は何も言わない。
「ど、どうし…青年っ、苦し…!」
彼の背中を叩くと、ユーリは気がついたように離れた。
しかし、二人はまだ近かった。
「青年…どうしちゃったのよ?」
「レイヴン…どこか行きそうだったから…だ」
からかう気になれず、レイヴンは再び軽く抱きしめ返した。
「おっさんはもうどこにも行かんよ…
この命は君らにあるし、何よりみんな好きなんだよね…」
「……………」
抱きしめる力は互いに強かったが、段々ユーリの腕の力が弱まる。
というより、徐々に体が下に落ちて来ている事に気付き、レイヴンは慌てた。
「せ、青ね「…………」
(寝ちゃったのね……)
やれやれ、と思いながらもレイヴンはユーリを抱えた。
(ユーリも、おっさんの為にありがとうね)