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なぜこうなった


世界には様々で有り得ないことが起こる
綺麗に言うならば奇跡、といったところか

「…俺さ、色々な分史世界は見てきたけど これが分史じゃなく正史でホントにいいの?」
二回り以上も歳の離れた子から告白されていた。
「しかも、お前分史の人間だろ」
「うっさいな!はい、か いえす、で答えてよ!」
「どちらも了承だよソレ」

彼女の名前はエル・メル・マータ
詳しくは知らないがどこかの分史世界のクルスニクの鍵であり、ルドガーの娘ということらしい

「了承したら俺が殺されるし、君には興味ないんだよ」
主にルドガーに殺気立たれる。
してきたことを考えれば当然というか、当たり前だが

「あのね…俺そんな体強くないし、もう晩年は静かに暮らしたいだけ」
「いいの!ルドガーもちょっとは親バカ治すべきだよ」
「親バ……君の為に言ってるんだろう、俺よりユリウスとかユリウスとかと話してた方が得するよ」
そう言うと肩をゆさゆさと前後に激しく振って来た。
「言い訳禁止ー!!も〜 悲観的なのダメ!」

分史の人間は、正史に来るとニセ者だと俯く
恐らく俺が分史の人間だったら、間違いなくそう思ってる。
ユリウスに八つ当たりすることなく、きっと――――。

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