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アレクセイがオレらの仲間になって気付いた事がある
本当はとても抜けているヤツなんじゃないかと
以前の姿は、騎士団の団長として威厳のある人として名を広めていた。
しかし今はどうなのだろう、以前の彼とのギャップを非常に感じる
そしてまたそんなヤツに魅せられているオレがいて
(……好き、なんだよな…これは)
目でアレクセイを追っているのも自覚している。
またそれを後で気付き、恥ずかしくなる自分が居るのだ
「あれ、アレクセイ カロル達はどこ行ったんだ?」
他にもジュディスと、凛々の明星入りしたレイヴンが居ない
ラピードはアレクセイの足元に体を横にして寝ていたが
「遅かったな、少年達は今娯楽を楽しんでいるようだよ」
「…くっそ、何で起こしてくんなかったんだよ…」
がりがりと後頭部を掻きながら乱暴に椅子に座った。
「ローウェルは遊園地が好きなのか?」
「あぁ、最近ギルドが設立したヤツか
…たまにはオレだってはしゃぎてぇよ」
軽い溜息をつき、だらりと体を楽にした。
「昨日はお疲れだったようだからな
無理に起こす事も出来んだろう」
そうだけど、と ユーリは再び溜息
「…なら、私で良ければどこか行くか?」
「え、」
驚いて顔を向ければアレクセイは微笑んだ
「私で、良ければ」
その微笑みが何だか癒されている自分が居て
「行くなら行こう」
「それにしても、ローウェルはいつも気を抜けんかったのか?」
苦笑しながらオレを見るアレクセイ
手には食べ物だらけ、風船もいくつか浮いている
「まるで子供だな」
「う、るせ!オレだってたまには羽伸ばしてぇっての」
ぶつくさ言いながら先を歩く
「我が子のようだ」
吹きかけた
驚いて振り返ったが、ん?という表情
(……死ぬかと思った…)
それからアトラクションを楽しみ、ひとまず休みを取る
「アレクセイは何が良い?ソフトクリーム」
「この赤いやつが良いな」
(くそ、いちご選ぶとか…!可愛い…)
本当はとても抜けているヤツなんじゃないかと
以前の姿は、騎士団の団長として威厳のある人として名を広めていた。
しかし今はどうなのだろう、以前の彼とのギャップを非常に感じる
そしてまたそんなヤツに魅せられているオレがいて
(……好き、なんだよな…これは)
目でアレクセイを追っているのも自覚している。
またそれを後で気付き、恥ずかしくなる自分が居るのだ
「あれ、アレクセイ カロル達はどこ行ったんだ?」
他にもジュディスと、凛々の明星入りしたレイヴンが居ない
ラピードはアレクセイの足元に体を横にして寝ていたが
「遅かったな、少年達は今娯楽を楽しんでいるようだよ」
「…くっそ、何で起こしてくんなかったんだよ…」
がりがりと後頭部を掻きながら乱暴に椅子に座った。
「ローウェルは遊園地が好きなのか?」
「あぁ、最近ギルドが設立したヤツか
…たまにはオレだってはしゃぎてぇよ」
軽い溜息をつき、だらりと体を楽にした。
「昨日はお疲れだったようだからな
無理に起こす事も出来んだろう」
そうだけど、と ユーリは再び溜息
「…なら、私で良ければどこか行くか?」
「え、」
驚いて顔を向ければアレクセイは微笑んだ
「私で、良ければ」
その微笑みが何だか癒されている自分が居て
「行くなら行こう」
「それにしても、ローウェルはいつも気を抜けんかったのか?」
苦笑しながらオレを見るアレクセイ
手には食べ物だらけ、風船もいくつか浮いている
「まるで子供だな」
「う、るせ!オレだってたまには羽伸ばしてぇっての」
ぶつくさ言いながら先を歩く
「我が子のようだ」
吹きかけた
驚いて振り返ったが、ん?という表情
(……死ぬかと思った…)
それからアトラクションを楽しみ、ひとまず休みを取る
「アレクセイは何が良い?ソフトクリーム」
「この赤いやつが良いな」
(くそ、いちご選ぶとか…!可愛い…)
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「ここに強力な魔物が居るんです
中々退治出来なくて…騎士も数少なくて…」
「それで?」
「退治をお願いしたいのです」
ユーリと共にアレクセイは黙り込んだ。
「……それが騎士団のやることかよ」
「待てローウェル、私は聞いたことがある」
そこの森を進むと遺跡のようなものがあるそうだ
その遺跡を入るには扉を開ける者が必要となる
左右に三人、計六人の守護者が必要なんだそうだ
「我々で済むかと思ったんですが、騎士の数も少なくて、協力もなくて…」
(フレンの言ってた通り、騎士団の連中が少ないのは事実だったのか)
「守護者に当たる人達が我々で丁度なんです
お願い出来ないでしょうか…」
しばらく置いた後に、ユーリが口を開き、発言しようとした時だった。
「分かった、やろう」
「お、おい アレクセイ!」
「私はこんな形でも騎士団を守りたい
小さな所でシーフォの手助けになれたら良いのだ」
そう言われ、その時は言い返せなかった。
(シーフォ、かよ…あいつの瞳にゃあオレは移ってねぇのかよ)
悪態つきながらも遺跡にたどり着き、中へと入った。
中は対して特に何もなく、進むだけ
「待てよアレクセイ」
構わず進むアレクセイにユーリはムッとなった。
「アレクセイ!!」
ガッと胸倉を掴み、壁に寄せた。
「な、何だっ…何だローウェルっ」
「あんたは…オ、オレの……」
中々退治出来なくて…騎士も数少なくて…」
「それで?」
「退治をお願いしたいのです」
ユーリと共にアレクセイは黙り込んだ。
「……それが騎士団のやることかよ」
「待てローウェル、私は聞いたことがある」
そこの森を進むと遺跡のようなものがあるそうだ
その遺跡を入るには扉を開ける者が必要となる
左右に三人、計六人の守護者が必要なんだそうだ
「我々で済むかと思ったんですが、騎士の数も少なくて、協力もなくて…」
(フレンの言ってた通り、騎士団の連中が少ないのは事実だったのか)
「守護者に当たる人達が我々で丁度なんです
お願い出来ないでしょうか…」
しばらく置いた後に、ユーリが口を開き、発言しようとした時だった。
「分かった、やろう」
「お、おい アレクセイ!」
「私はこんな形でも騎士団を守りたい
小さな所でシーフォの手助けになれたら良いのだ」
そう言われ、その時は言い返せなかった。
(シーフォ、かよ…あいつの瞳にゃあオレは移ってねぇのかよ)
悪態つきながらも遺跡にたどり着き、中へと入った。
中は対して特に何もなく、進むだけ
「待てよアレクセイ」
構わず進むアレクセイにユーリはムッとなった。
「アレクセイ!!」
ガッと胸倉を掴み、壁に寄せた。
「な、何だっ…何だローウェルっ」
「あんたは…オ、オレの……」
「大将~」
イラッ
「たーいしょっ」
イライラ
「アレクセイ様ー」
ピキッ
「さっきからうるせーよレイヴンは!!
レイヴンなのかシュヴァーンなのかはっきりしろよバカ!!」
「ちょ、バカって何よバカって!
俺がどう呼ぼうと勝手でしょ!?」
いがみ合うように二人は言い合う
「二人共、いい加減にしないか」
心の中で軽く悪口をついた。
何で急にレイヴンが、というのも彼は騎士団には居られなくなったのだ
勿論ギルドである幹部でもなくなったのだ
話し合った結果、凛々の明星に入る事になったのである
そこまでは仕方ないかとは思ったが、何だか腹立たしい
アレクセイも騎士団からの追放は当然のこと、
帝国からは凛々の明星に監視を任せ、ひとまず様子見するとのことだ
「ちょっと三人共、忙しいんだから遊ばないでよっ」
カロルが眉を潜め、溜息をついた。
「ここに居る以上はちゃんと働いてもらうよ レイヴン!」
俺だけ!?とレイヴンは自ら指を差した。
カロルと共に来たジュディスは微笑んだ。
「ユーリ中心にこれは頼むね」
カロルは無理矢理にユーリにまとめてある紙の束を押し付けた。
「じゃ、サボらないでね!」
「あ、ちょっと少年っ!力強っ、待っ」
「行きましょ、おじさま」
三人はまた別の用件で行ってしまったようだ
「どんな内容なのだ?」
ずいっ、と覗いてきたアレクセイについ、驚いてしまった。
「ば、これは容易に見せられるもんじゃねって!
大体、あんたのこと まだ信じた訳じゃ、ねぇ…」
乱暴に紙を仕舞えばアレクセイはそうか、と再び椅子に座った。
「そうだな、失礼なことをしたな」
苦笑し、後頭部を掻いた。
「最初は魔物退治って話だ、しかも騎士団から」
(アレクセイが関わってるの知ってやってんのか…?)
首を捻りつつ二人は宿を出た。
「…で、依頼として来たんだけぶへぁ!」
「アレクセイ様!!」
「アレクセイ様だっ!!」
ユーリを突き飛ばし、フードを被っているアレクセイに騎士の者は取り囲んだ。
「ま、待て…あまり大きい声を出すな…!」
ユーリを心配し、アレクセイはユーリに手を差し出した。
しかしそれを払い、ユーリは立ち上がった。
「大丈夫か、ローウェル」
「…良いって、それより 魔物退治って?」
そうだ、と騎士達は言い合い、地図で森を示した。
イラッ
「たーいしょっ」
イライラ
「アレクセイ様ー」
ピキッ
「さっきからうるせーよレイヴンは!!
レイヴンなのかシュヴァーンなのかはっきりしろよバカ!!」
「ちょ、バカって何よバカって!
俺がどう呼ぼうと勝手でしょ!?」
いがみ合うように二人は言い合う
「二人共、いい加減にしないか」
心の中で軽く悪口をついた。
何で急にレイヴンが、というのも彼は騎士団には居られなくなったのだ
勿論ギルドである幹部でもなくなったのだ
話し合った結果、凛々の明星に入る事になったのである
そこまでは仕方ないかとは思ったが、何だか腹立たしい
アレクセイも騎士団からの追放は当然のこと、
帝国からは凛々の明星に監視を任せ、ひとまず様子見するとのことだ
「ちょっと三人共、忙しいんだから遊ばないでよっ」
カロルが眉を潜め、溜息をついた。
「ここに居る以上はちゃんと働いてもらうよ レイヴン!」
俺だけ!?とレイヴンは自ら指を差した。
カロルと共に来たジュディスは微笑んだ。
「ユーリ中心にこれは頼むね」
カロルは無理矢理にユーリにまとめてある紙の束を押し付けた。
「じゃ、サボらないでね!」
「あ、ちょっと少年っ!力強っ、待っ」
「行きましょ、おじさま」
三人はまた別の用件で行ってしまったようだ
「どんな内容なのだ?」
ずいっ、と覗いてきたアレクセイについ、驚いてしまった。
「ば、これは容易に見せられるもんじゃねって!
大体、あんたのこと まだ信じた訳じゃ、ねぇ…」
乱暴に紙を仕舞えばアレクセイはそうか、と再び椅子に座った。
「そうだな、失礼なことをしたな」
苦笑し、後頭部を掻いた。
「最初は魔物退治って話だ、しかも騎士団から」
(アレクセイが関わってるの知ってやってんのか…?)
首を捻りつつ二人は宿を出た。
「…で、依頼として来たんだけぶへぁ!」
「アレクセイ様!!」
「アレクセイ様だっ!!」
ユーリを突き飛ばし、フードを被っているアレクセイに騎士の者は取り囲んだ。
「ま、待て…あまり大きい声を出すな…!」
ユーリを心配し、アレクセイはユーリに手を差し出した。
しかしそれを払い、ユーリは立ち上がった。
「大丈夫か、ローウェル」
「…良いって、それより 魔物退治って?」
そうだ、と騎士達は言い合い、地図で森を示した。