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「大将~」
イラッ

「たーいしょっ」
イライラ

「アレクセイ様ー」
ピキッ


「さっきからうるせーよレイヴンは!!
レイヴンなのかシュヴァーンなのかはっきりしろよバカ!!」
「ちょ、バカって何よバカって!
俺がどう呼ぼうと勝手でしょ!?」
いがみ合うように二人は言い合う
「二人共、いい加減にしないか」

心の中で軽く悪口をついた。
何で急にレイヴンが、というのも彼は騎士団には居られなくなったのだ
勿論ギルドである幹部でもなくなったのだ
話し合った結果、凛々の明星に入る事になったのである

そこまでは仕方ないかとは思ったが、何だか腹立たしい
アレクセイも騎士団からの追放は当然のこと、
帝国からは凛々の明星に監視を任せ、ひとまず様子見するとのことだ

「ちょっと三人共、忙しいんだから遊ばないでよっ」
カロルが眉を潜め、溜息をついた。
「ここに居る以上はちゃんと働いてもらうよ レイヴン!」
俺だけ!?とレイヴンは自ら指を差した。
カロルと共に来たジュディスは微笑んだ。

「ユーリ中心にこれは頼むね」
カロルは無理矢理にユーリにまとめてある紙の束を押し付けた。
「じゃ、サボらないでね!」
「あ、ちょっと少年っ!力強っ、待っ」
「行きましょ、おじさま」
三人はまた別の用件で行ってしまったようだ


「どんな内容なのだ?」
ずいっ、と覗いてきたアレクセイについ、驚いてしまった。
「ば、これは容易に見せられるもんじゃねって!
大体、あんたのこと まだ信じた訳じゃ、ねぇ…」
乱暴に紙を仕舞えばアレクセイはそうか、と再び椅子に座った。
「そうだな、失礼なことをしたな」
苦笑し、後頭部を掻いた。

「最初は魔物退治って話だ、しかも騎士団から」
(アレクセイが関わってるの知ってやってんのか…?)
首を捻りつつ二人は宿を出た。



「…で、依頼として来たんだけぶへぁ!」
「アレクセイ様!!」
「アレクセイ様だっ!!」
ユーリを突き飛ばし、フードを被っているアレクセイに騎士の者は取り囲んだ。
「ま、待て…あまり大きい声を出すな…!」
ユーリを心配し、アレクセイはユーリに手を差し出した。
しかしそれを払い、ユーリは立ち上がった。
「大丈夫か、ローウェル」
「…良いって、それより 魔物退治って?」
そうだ、と騎士達は言い合い、地図で森を示した。

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