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なぜかアレクセイとユーリが入れ替わってます。



日差しが差し込んで来て、朝が二人を飲み込む
特殊な壁で、涼しい朝を迎えた。

(ちょっと腰やっちゃったかな…)
近くに居る愛しの人に触れる
自分よりも年上なのに若い顔をしている。
髪に触れれば柔らかくこぼれ落ちる

くすぐったそうにして、朱い目が見えた。
しかし、その唇から発せられた言葉は驚くべきものだった。


「…あ?何でレイヴンが居んだ?」






表では隠していたけどこんな形でバレるなんて
薄々気付いてるようだけど見逃してくれたのは助かる
しかしこうもはっきりとしてしまうと非常に気まずい

「……つか、オレ…体がアレクセイになってんのか?」

中身が違うだけでこうもはっきり違うのだと変に感心していた。
雰囲気は本当にユーリそのもの、仕種もユーリである。

様々な感情が押し寄せて来て、唖然としていた。
「……と、りあえず…大将、探そっか…」






予想通り、アレクセイとユーリは入れ代わっていた。
(うわーっ、滅茶苦茶恥ずかしい……!!
二人でベッドに寝てて、しかも裸で……!)
感の鈍いはずのないユーリは気付いてるだろう
さっきからずっと腰に手を当てている

「で、レイヴン…聞いていたか?」
とぼけているレイヴンにユーリ…否、アレクセイが覗き込む
「あ、ご、ごめん…何だっけ…?」
頬を掻き、俺は焦った。
「オレ達二人はどれだけ真似出来るか勝負すんだよ」
アレクセイ、ではなくユーリが足を組んでそう言った。

「おたくらバカじゃないの!?」

「何だよ、一々大きい声出すなよ」
ユーリが嫌そうな表情で眉を潜めた。
「事の重大さが分かってないんでしょ!?」
「そう騒ぐな、一番楽しいのはお前なのだから」
(…ああ、もう何気に二人共ノリノリだし…)




あの後見てるお前が一番楽しいとか言われたけど
入れ代わった二人が慌てて普通それどころじゃないと思う
なのに二人はなぜか意気投合し、やる気満々だ


(体が鈍るとか言って大将は言ったけど、どこ行ったんだろ…)
するとアレクセイは剣を面白そうに見ている。
それから剣を取るが、…ってあれ…
(あ!アレクセイの中はユーリだったんだ!!)
すっかりユーリだという事を忘れていた。

(でも、あんな活気に有り触れた戦闘狂な大将、何だか新鮮だわ…)
しばらく遠くでぼーっと眺めていた。

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