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「雨降ってるから気をつけて」
カロルが注意を呼び掛けながら進む
「お、おああっ!?」
「ユーリ!?」
「なッ」
ユーリに巻き込まれたアレクセイは二人見事に転んだ
「何やってんのよ全く…あ、あれ?」
中々起き上がらない二人にリタは首を傾げた。
ジュディスは飛び降り、二人を起こした。
「…気絶しているわ」



「ん、……む?」
アレクセイは起き上がり、辺りを見回した。
「私は……?」
ユーリもどうやら同じタイミングに起きたようだ
「あ、あれ…何でオレがそっちで寝てんだ?」
「?……な、まさか」




「何そのよくある話」
カロルが溜息をついた。
「けど、嘘じゃないみたいね」
リタが頷きながらそう言った。
「だってアレクセイがあんなはちゃめちゃなジャグリングする訳ないじゃない」

自棄になったのか、遠くで中身ユーリが軽装になって暴れていた。


「そうですよね ユーリは魔術使いませんし、あのような剣の持ち方はしません」
エステルはアレクセイを見てそう言った。


「ちょ、ちょっと何とかしてよ!」
レイヴンは慌てている。
「何とかしてって…無理な話ね
原因が気絶しか思い当たらないんだもの」
ジュディスが楽しそうにそう言った。
「ねぇ何その笑顔」
「何かしら?」
「もういいわよ」


レイヴンは中身アレクセイに寄った。
「っと…アレクセイ?」
「…何だ?」

凄い違和感!!
見た目は完全にユーリなのに
顔はユーリなのにどこかしらがアレクセイらしい

「何だと言っている…人の顔をまじまじと見おって」
「あぁ、いやっ…その、大将だな~って…」
そう呟くとアレクセイは顔をしかめた。
「私は私でも、私ではない」
その言葉に苦笑するしかなかった。
(結局どっちなの……)


「あれ、ユーリそれ違……間違えた、アレクセイ、だったんだっけ」
「私で悪かったな、少年」
「そ、そんなんじゃないってば!」


(こんなんじゃ洒落んなんないわ)

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