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ユ「で、あんたは何が作れるんだ?」
ア「食べられる物」
ユ「そりゃ知ってる、名前を聞いてんだ」
ア「基本レシピさえあれば作れるぞ」
ユ「なぁ、甘い物は作れねぇのか?」
ア「得意分野だが」

ユ「あんたオレの嫁決定だ」
ア「貴様こそ消えろ、そこは嫁ではなく婿だろう」
ユ「バカなあんたもたまんねぇな」
ア「む、男同士もおかしい話だな どちらが嫁なのだ?」
ユ「あんたに決まってんだろ
中年の味は四十代が一番オイシイって聞くぜ」
ア「どこ情報だ」

ユ「なぁ、甘い物が得意分野つったけど何が得意なんだ?
もしかしてクレープか?あわよくばクレープか?」
ア「…クレープがそんなに好きなのか?」
ユ「あぁ、三大欲求の一つだぜ
クレープ、睡眠、性欲だ」
ア「それは困った欲だな」
ユ「どこが困るんだよ、クレープけなしたら例え嫁でも夜は寝かしておけねぇ」
ア「一度粉砕したら良い」

ユ「レイヴンと勝負してみねぇか?
クレープ王座決定戦」
ア「レイヴンに譲(以下省略!)」
ユ「オレの嫁としてそこは出るべきだろ?」
ア「誰がオレの嫁だ」

ユ「つーことでレイヴンを呼んでみた」
レ「やっほー、大将」
ア「お前窓からやって来たな」
ユ「全く罪な男だぜ、オレってヤツは」
レ「例え大将でもクレープ王座は譲れねぇわ」

次回 クレープ王座決定戦

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アレクセイがオレの部屋に住むことになった。

ア「言い分は分かる、だが君も大人だろう」
ユ「だからって男って…あんまり歓迎したくねぇなぁ」


無所属なアレクセイを任された訳だが、凛々の明星の一員でもあるし、
下町の穏やかな雰囲気でアレクセイも何か学んで、
改まってくれるかもしれないという考えだ

しばらくはいざこざはあったにしろ、アレクセイを分からないユーリでもなかった。


ア「とりあえず夕飯でも作ろうではないか
腹が減ってはぎしあんも出来ないと言うだろう」
ユ「とりあえず消えろ、それよりもアレクセイは何か作れんのか?」

ア「お前…本当に騎士団に入っていたのか?」
ユ「すぐ辞めた」

ア「…呆れて物も言えんな」
ユ「うるせぇ、公式がそう設定してんだから仕方ねぇだろ」

ア「騎士団はどんなに厳しい状況でも食は逃さない
なぜなら人間の力の源は栄養から来ているからだ
その栄養は食、つまり食べ物から来(以下省略!)」
ユ「はいはい、元騎士団長が偉そうに言うとこじゃねーぞ」

次回 ユーリの三大欲求

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テーブルに肘をついて、朱い瞳を閉じた。
自らでも分かるように目が全体的に疲れていた。

「アレクセイ」

今気付いた。
大分疲れていて気配すら感じ取れなかった。

「シュヴァーン…」

振り返るとシュヴァーンが眉を軽く八の字にしていた。
彼の手には、湯気をたたせたカップがあった。

「もう、お疲れでしょう…お休みになって下さい」

「まだだ…私は……」

彼はカップを私のテーブルにコトリ、と小さく置いた。
視線を向けようとしたが、その最中に明かりが私を刺激した。
小さく唸ると、シュヴァーンは私を覗き込んだ。

「目、充血してますよ…本当に、休んで下さい」

「…またシュヴァーンに迷惑を掛けてしまうな…」

申し訳なくそう言ったが、彼は何言っているんですか、と応えた。

「働きすぎなんですよ、貴方は」

私は軽く溜息をついて、近くにあるベッドへ体を横にした。
瞳が視界を暗くし、私は深い眠りに落ちた。

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