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「ここは、どこだ…」
自らの仮面がない
それよりもここはどこだろう

天井や壁が白く、所々に実験器具がある。
(…もしかして…)
こんな部屋を持っているのは――――。

「やぁ、フィンドール・キャリアス」

第8十刃のザエルアポロ・グランツ
あまり関わった事がない。

「おはよう」
髪をさらりと触ってきた。

「…なぜ俺が、こんな所に……」
ザエルアポロは俺が寝ていたベットに座る。
二人分の体重で、それは少し軋んだ。

「そんなことより、抱いてくれよ…」
彼はフィンドールの耳元で呟いた。

フィンドールは上半身を退けた。
「何を…男同士だぞ…!大体何で俺が…」
「いいから…体が疼くんだ…」
ザエルアポロはフィンドールに乗っかって来た。
それから無理矢理唇を貪る。
「んはっ、はぁっ…んむんっ…んっ」
相手の舌が俺の唇の中を侵食する。

「っよせ!…何で俺がっ…!!」
フィンドールはザエルアポロの顔を離した。
「…大体、第8十刃であるザエルアポロ・グランツが…なぜ俺に関わる……」
会話もフィンドールからはあまりしなかったし、相手もしなかった。
たまにちょっかいを出される位はあったが、深い関わりなどない

「関わってはいけないのかい?…そうじゃないだろう?」
彼は自分の鼻とフィンドールの鼻をわずかに触れたか、ぐらいの近さに寄った。

「…よせっ…!」
フィンドールは知らなかった訳ではなかった。
彼が、ザエルアポロが兄の影を追っていたことを
それは周りも必然的に知っていた。
「あぁ…よく似ているよ……」
ザエルアポロはフィンドールの顎に手を添えた。

「俺は……」
フィンドールは極力退いた。
しかしザエルアポロは迫り、馬乗りになった。
「好きだよ、兄貴…」
彼の唇が再びフィンドールの唇と重なった。

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