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美味しいものたくさん食べて、忙しいけど家事手伝いも頑張って…
体も温かいし、なんだかとてもいい気分で眠れる雰囲気だ

慌てた様子で来たのはあまり…よく、見えないけど……
背負われていく、その心地好い揺れに私は瞼を閉じた。

部屋に着いて、眠いところを起こされる
何でも自分でベッドに入れ、ということだろう

思考もままならない私は何だか夢のようで、気分が良くて
ベッドに座って、袖を引っ張って、甘い雰囲気を感じる



あ。

ほっぺに、



自分が座ってるから

随分、背が高く見えるよ


なんか、嬉しい

今すごく 幸せかも








ル・ロンド海停に一人、座り込む男がいた。
その男はアルヴィン、以前は傭兵をしていた。
今後はどう生きて行こうかと、悩んでいた。

しかし、その前にアルヴィンは悩み事があって来たのだ
酒の勢いとはいえ、恐らく言い訳には…

レイアに、キスした。

今も鮮明に覚えてる。
「ん」と言ってこちらに顔を向けて


どうにも頭が回らない
こればかりは誰にも相談出来ない




『私ね、そういう気遣いしてくれるアルヴィン…、好きだよ〜』

耳に残ったこの言葉
本心だったら、どんなに嬉しいことか


ジュースと間違い、誤って酒を一気に飲んでしまったのだ
すぐには気付かず、しばらくした後にレイアがおかしくなったのだ

そのレイアにつられてエリーゼも少し飲んだらしく、ローエンが慌てていた。

(ホント、卑怯な手だけは達者だよな…俺)

好意が一方的なだけに、ちょっとキツイ
アルヴィンは再び溜息をついた。

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