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たまに分からなくなる


俺は、生きていていいんだろうか


自分に刃を向ける、そこまでは出来る


でも、まだ生きていたい


自分でもよく分からない



今日は青年と一緒の部屋


「おっさん」


呼び掛ける声に視線を向けると、ユーリが立っていた。

レイヴンはベッドを逆さにして軽く寝転がっていた。


「悩んでるって顔だな」

「そ、そんなこと「嘘言うなよ」


ユーリが俺に顔を近づけた。

彼の顔が逆さで、黒い髪が零れる。

整った顔はいつも以上に綺麗だった。


「おっさんは、有りのままの自分を出せばいいんだよ
もう何も隠さずに、偽らずに」

「…けど…」


ユーリは隣に来たかと思えば濃厚な接吻をした。


「んむっ…ふんんっ……むぅんっ」


二人の唇からはいやらしい音を響かせた。

ようやく離れ、ユーリは微笑んだ。


「存在価値ならオレが示してやるよ」


そう言って俺の首筋に吸い付いた。


「あ、ちょ……!」

「レイヴンはオレのもの、オレはレイヴンのものだ」


そう言ったユーリはレイヴンに首を預けた。


「おっさん」


呼び掛けると、レイヴンは軽い溜息をし、オレの首筋を吸い上げた。


「俺様、青年に惚れちゃうわよ」

「だったら惚れちまえ」

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