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「おっさん」

はぁ はぁと二人の吐息が響いた。
青年の暖かい息がかかる。

「どうした?」

「キス、して…」

にこり、と笑ってくれた。
そして唇が近づいた。

彼の吐息が俺を暖かくする。
彼の重なった唇は潤っていた。

「んっ……はっ…あ…」

「おっさんのクセして、エロいんだよ
もっと虐めたくなるぜ……」

俺はゆっくりと笑みを作った。

「青年の為なら…Mになってもイイわよ…?」

ニヤリと笑うとユーリがくすりと笑う。

「是非なってくれよ…?」

濃厚なキスが交わる。
この暖かさに俺はうっとりする。

やがて唇が愛おしいように離れた。
彼の息は俺の鼓動を早めてくれる。

「…青年のキスが一番好きよ」
「オレもおっさんのキスが一番だ」

お互いに笑い合い、そしてお互いを求め合った。

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