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草原で大の字になる

周りに人が居ないから出来る事

少し吹く風

ゆっくり歩む雲

世界もまた進む


非常に退屈である。

「ふあぁ~っ…」

皆と別れて一人旅のようなものをしている。

「…そろそろ皆のとこにでも戻ろうかね」

一人旅も結構いいものだが、たまに恋しくなる。


『どーせオレが恋しくなって帰って来るんだろ?』

『そーねぇ、青年と一緒に居ると役に立つから』

どーゆーこった、とユーリは苦笑する。

『ま、さ…退屈になったら帰って来いよ』

『はいよー、じゃあ行って来るわ』


一人旅して三ヶ月

「案外俺ったら飽きっぽいのかねぇ」

ふらふらと街に寄って人助けしたり、学んだりとした。

しかし、正直な所あまり発展を感じない。


『退屈になったら帰って来いよ』


「……帰っちゃおーかな」

恋しくなっている心に正直だ

レイヴンは体を起こし、服を払った。

「よしっ、帰ろ!」

子供のような元気のある声を発し、ゆっくりと歩いて行った。


たまにこういうのも、悪くはない。

「ユーリに怒られちゃうけど、ま、いっか」

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