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『体調管理は自己責任だ』
そんな言葉を過去に言った記憶がある今、私は体調管理が上手く出来ておらず 少々寒い
(……風が冷たいだけなのかもしれん、)
と、思いたかったが 体は寒い、なのに沸き上がるこの熱さ
(まずい……これは…風邪を引いたやもしれん)

だが、こんなこと言えるはずがない そう思った時には膝をついていた。
「……!」

平衡感覚が、ない
ぐらぐらしていて気持ちが悪い

「どうしたのじゃ!?」

急な体調の変わり具合にさすがのパティも声を上げた。
近くにいたラピードも皆に知らせるかのように数回吠えた。

「……少々、体調を…っ」
「話は後でにして、さっさと宿へ向かいましょ!」
先導を切ったのはリタだった。



「アレクセイ…額、冷やすよ」
小さく頷くことが精一杯だった。
とにかく辛い、目も開けたくない
「…り、がとう…少年……」
彼は首を横に振って、私の手を取った。
「いいんだ ボク、こういうことしか出来ないから…」
うっすら目を開けば、少年は私を困ったような表情で見ていた。
「ボク、アレクセイのこと…」
「ストーップ!!!…なのじゃ♪」
ひょこっとベッドの下からパティとラピードが現れたのだった。
「わふっ」
「え、なっ、何でいるの!?」
「ふふん、アレクセイには借りがあるからの?診ないわけにはいかん!」
ハイテンションな少女に私は薄く笑った。
「あ、ちょ…静かにっ」
「む……すまんの~」

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「そう、完璧なのよ…!」

興奮気味に呟いたのは、天才魔導少女と呼ばれている研究熱心なリタ・モルディオだった。
そんな様子を滅多に見せないリタに、たまたま通り掛かった少々世話焼きな青年のユーリ・ローウェル、それから彼の相棒である犬のラピードは何事かと部屋を覗いた。

「…何が完璧なんだ?」
「ワウ?」

リタは振り向き、少し顔を赤らめた。
「やっ、なんで勝手に部屋入ってんのよ…!」
「妙にリタの興奮気味な声が聞こえたもんでね」
「ワウ、わふんっ」

それで、とユーリは続けた。
「何が完璧なんだ?」
そう尋ねた瞬間リタはテーブルに手を置いて大きい音をたてた。
「そう!前から思ってたのよ!アレクセイって…何かに似てるって!!
ずっと悩んでたのがやっと分かったの!ねこよ!」
「…ねこ……あ~…えっ、アレクセイ…まさかあいつ、ねこなのか」

二人は無類のねこ好きなのだ
ユーリの言葉に少し首を傾げるラピード

「これはみんなに言うべきよ、大発見だわっ」
慌ただしくリタは部屋を出て行った。
「そりゃオレも行かないわけにはいかんね?」
「わ、わふっ…」

そしてリタの親友であり、

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現+学パロ



~♪~~♪~♪


「ん……っ」

私のモーニングコール


(…しまった……)

またソファーで寝てしまったらしい
けだるい体を起こし、携帯電話を手にする。


「ん、おはよう…」
そう呼び掛けると微笑む声

「アレクセイ、もしかしてまたソファーですか?」
「ああ、やらかした」
苦笑しながら言うと、電話越しの彼は溜息

「学校で会おう、今日は久々に軽い」
「本当ですか?」

疑い掛かる彼に私は苦笑した。

「本当だ」
「約束ですよー」


今日もまた、一日が始まろうとしていた。

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