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「はぁ……」
深い溜息をつくユーリにレイヴンは頬を軽く突いた。
「んあ?」
「どうしたのよ、ぼけちゃって」
ユーリは近くにあった酒入りのグラスをぐいっ、と飲んだ。

(どうしたんかな…?)

「なんつーか…最近、ムラムラするんだ」
「ム、ムラムラ!?」
レイヴンが過敏に反応する。

「最近凛々の明星での仕事が多くて一人じゃ出来なくってさぁ」
テーブルに張り付くようにだらりとユーリは上目使い
「もう大分してねぇんだよぉお」
「…青年、かなり酔ってるじゃないのよ~」


危ない足取りのユーリを無理矢理ベッドに寝かせる
しかし、レイヴンの羽織りを強く掴んで離さない。

「ちょっとー せぇーねーん」
「うー…レイヴン!」
「おわっ!?」
羽織りを更に力強く引っ張り、レイヴンはユーリに抱き着く体勢となってしまった。

「ちょ、近ッ」
おまけに若干酒臭い
「アハハ、レイヴン可愛いな」
「ちょわっ、目がおかしくなったんじゃないのっ」
レイヴンは離れようとするがユーリの腕がそれをさせない

「おっさん、相手になってくれるよな?」
頬は朱く、先程と変わらないのに瞳だけが本気になっていた。
「あ、や………」
「おっさん………」

ガタン

「レイヴンたいち……」
フレンの声が固まった。
レイヴンは唖然となった。
「あ、いや…別にこんな変な関係とかじゃないわよフレンちゃんっ!!」
必死に

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