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アレクセイは『凛々の明星』のメンバーの一人であった。
それが彼の新しい一歩となっていた。
ギルド側からしたら、賛否両論
それは騎士団も同じだった。
アレクセイは騎士団とギルドがこれまで以上の橋渡しが出来るよう懸命だった。
そのため、アレクセイは個人としても名を上げていた。

そんな彼は現在帝都ザーフィアスに居た。
理由は騎士団長が彼を呼んだからだ
彼を騎士団に置くことは出来ないが、呼ぶ事は造作ない

かつては自分が使っていた部屋へと歩いた。
兵なぞ要らないのにわざわざ案内してくるのは苛立ちを覚えたが仕方ない
部屋の前で兵は敬礼し、私が部屋に入ると同時にどこか行ってしまった。

「フレン・シーフォ騎士団長閣下
アレクセイ・ディノイア、今到着致しました
一体私に何のご用件でしょうか?」
私より背の低い彼は振り返った。
いつもの鎧を着た格好ではなく、軽装だった。
「わざわざ来て下さってありがとうございます」
律儀に礼をしたものだから私は眉を潜めた。
「フレン騎士団長…貴方は私に礼をする必要なんて「えぇ、ないですね」
手に持っていたカップを静かにテーブルに置いた。
「それよりも、私が貴方を呼んだのには理由があります
急に呼んでしまって申し訳ないと思います……」
再び頭を垂れたフレンにアレクセイは皺を深くした。
それからフレンは頭をゆっくり上げ、アレクセイに近付いた。
「アレクセイ、さん…あの…申し上げにくいのですが」
もぞもぞとし始めたフレンにアレクセイは首を傾げた。
今になってこんな反応だと気になる訳で
「あ、あの……」
「…言って下さい」
(言いづらい程申し上げにくいということか…?)

「っ…一日だけ…、泊まって行って下さい!」
「は?」

アレクセイは呆然とした。
内容があまりにも予想外だったからだ
「い、いですよね…?」
彼の真剣な目つきにアレクセイはつられるように返事をしていた。


「」

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