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「レオ、気をつけろよ!」
骸骨達は一斉にこちらへ飛び、スティーブンさんは靴を鳴らした。
僕は後ろへ走り、建物に隠れながら戦闘の起こった方向に眼を開いた。
氷の散らばる音がし、破片がこちらにまで跳ね返って来た。
被害は無いのだが2体に苦戦しているようでなかなか仕留められないようだ、ならば
スティーブンさんを除いた全員の視界をシャッフルしてやる!
瞳に熱を持ったが出来る限り骸骨達を狂わした、1体につき瞳は3つだから2体ならその2倍だ

「エスメラルダ式血凍道…ランサデルセロアブソルート!(絶対零度の槍)」
パリパリと音がしたと思ったら、男の骸骨が氷漬けにされていて止まっていた。
その後ろに女の骸骨も道連れとなっていて、随分な広範囲の領域を氷一面にしてしまった。
それを彼が一蹴したらしく、氷の槍が骸骨達を砕いて散らした。
周りを見渡してからスティーブンさんの所へと近寄った。
「スティーブンさん!こっちです!」
「ん?おぉおおっ」
彼を引っ張り、一番初めに僕が目覚めた裏路地へと走った。
曲がり角にソニックが見え、手をぷるぷると振って誘導してくれていた。
「何だ何だっ!?何が─────」
「この空間が崩壊してるみたいなんです!早くっ!」
骸骨達の作った偽物のヘルサレムズ・ロットが黒く溶け落ちながらか蒸発していた。
スティーブンさんを誘導し、渦巻くそれに飛び込むと何かに勢い良くぶつかった。

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