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エレノアをかばったロクロウのお話



咄嗟に動いたことに後悔はしていないが、現状満足のいくことが出来ていない
受け身を取ったものの派手な攻撃を受け左腕から手にかけて大きく抉られているし、右腕も痺れている感覚が抜けない
つまりどちらの手も使える状況になく、良くて右手で飯を食えるかどうかだった。
業魔の俺は特に食事を摂らなくとも問題はないが、そういう問題ではない
手って失うと不便なんだと、腕自体が吹っ飛ばなくて良かったと思った。
回復には時間が掛かりそうで、辛うじて動く右手で後頭部を掻いた。

うーん、と考えた。
今の所皆に助けてはもらっているが、基本女性経由なのが複雑だ
それもそうで、聖隷であるライフィセットやアイゼンに接触は出来ない
となると同じ業魔のベルベットか、影響のないマギルゥかエレノアに用件を頼むことになる。

ロクロウ、と座っている俺に声を掛けたのはエレノアだった。
橙の結われた髪を揺らして来た彼女は、その直後に大きく頭を垂れた。
「油断していたばかりに!ごめんなさい!!」
「おいおい、よせよ、不便なだけでそこまでは痛くはないし」
とは言ったが痛いものは痛い、けれどもさすがに追い詰めるような

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