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人気の少ない道端に連れてかれた
「ま、まさか青年、やるつもりで…」
「当然だろ、やって下さいって言われりゃあな」
「一言も言ってないわよー」

そう言いつつもレイヴンは○ッキーを取り出す。
「じゃ、おっさんこっち」
チョコのある方をくわえた。
「このヤロー……」
レイヴン側をくわえたかったユーリは呟く。
「別にいいぜ」
ユーリも端をくわえてがっついた。

ポキッ

「あ」
三分の二がユーリに行ってしまった。
パキポキ食べてからユーリは笑った。
「おっさんが良いとこ取りするからだぜ」
「それは関係ないでしょ!ったく~…」

新たに一本取り出した。
「ほら」
ユーリにチョコのある方をくわえさせた。
後からレイヴンもくわえた。

お互いに少しずつ、慎重に食べて行く。
ユーリはキス以前にチョコを堪能していた。
レイヴンはキスにドキドキだった。

やがて、唇の先が触れ合い始めた。
それも○ッキーが残りわずかということを示す
「…んっ」
ユーリはレイヴンを壁に押さえ付け、○ッキーを口内でかみ砕いた。
唇が離されるかと思いきや、フレンチキスに持って行かれる。
「ふんんっ、んーっ!?」
絡まれては離れられず、レイヴンは悶えた。

「んっ、んんぅっ!!」
ユーリの舌が絡まって中々離れられない。
「ふぅっ…っあ!…はーっ、はーっ…」
「おっさん、焦りすぎだろ」
その様子にユーリは笑っていた。

「だ、だって…男同士なのよ!?…っ、当たり前、でしょ…」
ズルズルと座り込むレイヴンをユーリは呆れた
「恋愛に性別は関係ねぇだろ?」
「まぁ、そうだけど…って…えぇっ?」

ユーリは笑って振り返った。
「オレ、おっさんの事好きなんだぜ?」
そう言って道端から出て行ったユーリだった。

「…あ、あそこまでやるかー…?」
しかしユーリの事だ、積極的になるイメージがある。
(…ったく、青年ったら……)
レイヴンは自分の顔が赤くなっていた事に気付いた。

(青年に…惚れちゃったのかしらね……)
○ッキーをひとかじりして、笑った。

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