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(だ、大丈夫だ…バレてねぇ…!!)

多分。

「今日は食材が少ないからおにぎりで勘弁なのじゃ~」
「その代わりに具だくさんにしました」
二人はルンルン来て皆におにぎりを配った。
「ちょっと詰め込みすぎ感があるわねぇ」
レイヴンが苦笑しながらも口に放り込む
「あら、このくらいがいいのよ」
その割にはジュディスの顔は崩壊していた。

「二人は起き次第あげるのじゃ」
パティはおにぎりをまとめていた。


(フレンって…確か修行してたよな…)
剣を握る、決して重い訳ではない、が
(…やっぱり全体的にフレンは重い…)
しかも、利き手違うしな

基本から入る為、様々な構えを考える。
振り方ぐらい形さえはっきりすればごまかせる、はず
とりあえずフレンに慣れなければ怪しまれてしまう。
…というより、打ち明けた方が楽だと思うのだが
(…ま、お互いどこまで知り尽くしてるかが勝負所だな)
かといってユーリも勝負にノリノリだった。


「フレン」
オレの格好をしたフレンがニヤニヤしながら来た。
「修行付き合ってやるよ」
「…の、望むところだ…!」

二人はお互いの武器を取り出した。
「どのくらいお互いのやり方を真似出来るか、やってみようぜ」
「ああ、やってみせるとも」

嗚呼、フレンっぽい
心底自分に感動しながらも剣と盾を構えた。
(…盾なんか使い方分かんねぇ)

いつもフレンより明らかに軽装なユーリにこの格好はかなり重かった。
剣はいいとして、盾もあるから尚更だ
(…でも、それなりにフレンも筋肉ついてる訳で)
上手く活かせば太刀打ち出来る可能性はある


「準備は良いか?」
すっかりオレになっちゃってるフレンはノリノリだ
今になって思う、オレって口悪いな
それでも別になおそうとは思わないが
「大丈夫だ」
ガシャ、と構えてオレは走り出した。

(拳の代わりに盾だと思えばいいんだよな…)
油断すると盾で殴りそうだ

「おらっ、油断すんなよっ!」
素早く剣が薙ぎ払われる。
「見誤るな!」
とは言っても軽々と避けられてしまう。
決して下手とかそうではないのだが

「てやぁっ!」
「何だよ、今日は調子が悪いのか?」
分かってて言うフレンが憎い


「疲れがあるってか?」
「そんなことはない!」

「遅いぜ!まだやれるだろ?」
「と、当然だ…!」

「動きが鈍いぜ!まだ行けるだろ」
「…………」

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