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誰もが舌を巻くほどの実力を持つ男、アレクセイ・ディノイア
彼を除いたメンバー、8人と1匹は 彼に気に入ってもらおうと必死だった。
それこそ普段の自分を捨てるか、というくらいには

「ようアレクセイ、今日もいい天気だな」
「…ああ」
オレはユーリ・ローウェル コイツが仲間として加入した当初は胸糞悪く、顔すら見たくなかった。
それが今では彼に片思いをするほどだ

なぜか、彼が 可愛いからだ

オレにとってアレクセイは頼れるおじ様、という感じだ
きっとそれはオレだけに限らないだろう

「なあアレクセイ」
「おあっ!?な、何をするのだ!」
そっと尻に触れれば過剰な反応 ああ、可愛い
「ひっ!」
「ユーリ、アレクセイさんの尻は譲らないぞ」
「そうよ~ フレンちゃんにもあげないけど」
そう言ってアレクセイの尻を奪うように皆尻を目指して手を伸ばして来る

「ちょ、ちょっと!何してんのよ!?」
それに気付いたリタ、カロル、パティがアレクセイを救うべく参戦
「そうだよー!大の大人が情けない」
「ふふん♪抜け駆けは、ダメダメじゃのぅ」
その三人も三人で、アレクセイに引っ付いている
「だ!あ、モルディオ君にフルール君っ 当たって…」
「私の方が、感触があると思うのだけれど?」
突然参戦したジュディスに、さすがのアレクセイもやや赤面だ
「お、女は胸だけじゃないのよ!」
「むむっ アレクセイは巨乳派かの?」
「ボクだって!胸じゃないけどアレクセイの為だったら…!」

アレクセイはたまらずに走って抜け出した。
「な、何なんだね!私に触るなっ ついて来るなぁっ!」

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