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眼前に広がるは女の集団と黄色い悲鳴
噂を聞いたのか、フェイトやクリフに集まっていた。
しかしそれ以上に注目を浴びていたのはアルベルだった。
此処はアーリグリフ、まだ冬の時期真っ只中で雪が降りしきる。
そんな中で、女性陣はそれに圧倒されていた。

「ソフィっ…マリアでもいいから…ちょ、助けっ!」
揉みくちゃにされているフェイトだが、ソフィアの顔が非常に冷たい
明らかに寒さのせいではなく、この状況が原因だった。
「私、先に行ってるから」
フェイトを置いてマリアと共にソフィアは宿へと向かって行った。
比較的冷静だったマリアだが、彼女もまた同意して行ってしまった。
二人が行った後でミラージュを見ていれば、彼女は微笑んでいた。
「お邪魔をするのも良くないですし…私も先に失礼します」
その台詞を聞いたクリフは苦笑し、彼女を呼び止めようとしたが無視を決め込まれていた。

そうして私は、アルベルを眺めた。
適当にあしらっているようだが、そういえばと考えた。
(アイツ…人気あるんだね……)
性格は置いといて、顔は確かに良いのだろう
しかし、そうだからといって見ていて楽しい光景ではない

「まあ、頑張りな」
身動きの取れない男性陣にとりあえず言葉を掛け、私もミラージュ達の後に続いた。




「全くもう!フェイトったら何でああやって…!」
と、怒りながらぶつぶつ言っていたのはソフィアだった。
「そういえば珍しくミラージュも突き放したわね」
「呆れていただけですよ」
確かにクリフとミラージュは相棒という間柄だったはずだ
同性ならともかく、異性だと少しはそういった目で見るのだろうか
それはどちらかに聞かなければ分からないが、今のところ恋愛対象というよりは相棒なのだろう

ソフィアは見ていて分かるがフェイトに好意がある。
マリアは分からないが、クリフが肩を竦めていた光景からしてクォーク内でも複雑な事情があるのだろう

なら、私は?
そういえば恋愛なんて、したことがあっただろうか

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