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私の左右には兵が居る。

かつて部下だった騎士団長も居る。
殿下も、姫様も見受けられる。

私を、驚いた様子で見ていた。


叫ぶ声がする

何を言っているか分からない


しばらくそこに居て

何か呼び掛けられたような気がするが、私は答えなかった。

長い?いや、短かった。



また牢屋へと入れ込まれ、最期を願う

早く、裁いてくれ 私はもう、動けない



不意に顔を上げたら、人が居た。
「大将、ですか…?」

紫の羽織りを着た男が、居た。
「……生きて、いたんですね…」

「…―――帰れ、お前の為だ」
そう言うとレイヴンは寂しそうな表情をした。

「嫌です、大将…怪我はないですか?今までどこに…?」
「レイヴン」

なんだか初めて名を呼んだ気がする

「私は考えた、君の幸せは私が君に会わないということだと」

私は彼に近付いた。

「しかし、会ってしまったのなら仕方がない
本当にすまなかった、許されるとは思っていない
だが、君に言える事が出来て良かった
…私の側に居てくれてありがとう、私は嬉しかった」

そう言うと彼は呆然としていた。

「アレク…「時間です」

兵がレイヴンの元へと来た。
「え、もう…?だって、大将……」
「時間です」

兵はレイヴンを連れていってしまった。



私は酷く疲れて、そのまま横に倒れた。
大罪人に光なんてない、だから 死んで償おう

永遠に、私がずっと












これは運命なんだろうか

そうしたら私は本当に嫌な人生だ


無罪になっただなんて


しかし、それなりに行動は制限された。
ギルドの『凛々の明星』の監視の元だということだ

最悪過ぎる
否、彼らがということではない

なぜこう上手く行かないのか


牢屋から出され、彼らは居た。

周りには騎士団長、殿下や姫様、兵から一般人、野次馬も居る


「…宜しく、頼みます……」


ようやく搾り出せた言葉はこれだけだった。







パチパチと、音が響く
テントは精霊の力が宿っており、魔物を寄せ付けない作りになっていた。

時折、魔物の声がする。
遠くから、響いて


凛々の明星のメンバーの他にリタ・モルディオが彼らと行動を共にしていた。
魔導器の無い時代になり、それなりに忙しいだとか、行動的に楽なのだろう

そしてアイフリード 今はパティ、という名であるが
以前の彼女が居たギルドに関しては何も言わなかったが、
このギルドにまた皆で旅したいという話だ

そんなことよりも、なぜレイヴンが居るのか聞いてみれば天を射る矢のハリーの命令らしい

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